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NOTEBOOK

なにも ほしがならなぁい なにも きたいしなぁい

02007年010月005日(金)prolongは「延長する」だ、馬鹿

2007-10-05 | 休み
僕の好きな海外サスペンスに『名探偵モンク』という
ドラマがある。不安神経症の主人公で、元刑事の私立探偵
モンクさんが狡猾な犯人と渡り合うという内容のドラマ。


その中のエピソードで、ヤモメのモンクさんがとある女性に
気に入られて、その女性に電話をかけるシーンがある。
その女性との会話を弾ませようと、不安神経症で完璧主義の
モンクさんは考え付く話題を全て小さなカードにまとめておく。

自分の事、仕事のこと、出身地、出身大学、自分の略歴
奥さんのこと、などなど大分類を作り、そのカードを引く事で
どんな話題にも詰まることなく、対応しその女性との会話を
弾ますことに成功し、彼女とデートにこぎつける。


面接も女性を口説く事と本質的には同じだろう。
望ましい相手を選別することは、社員を雇うのも恋人を見つける
のも多分全く同じことだろう。やっぱりよりよい人が良いし。
漠然としているが、少なくとも会話が弾む人は「良い人」だろう。

頭の回転が速く、即座にその場の流れに合った引き出しを
あけることが出来るのならば、用意とかそんなの入らない。
フィクションのキャラクターと比べてる時点である種終ってるが
咄嗟に話題を提示できない人間にはやっぱり準備が必要だ。


ということで、これからは全ての質問に完璧に対応できる
アンチョコを作って、面接に当たろう。

02007年010月004日(木)地頭が悪い

2007-10-04 | 休み
バイトから帰って、ポストを見てみると
昨日二次面接を受けさせてもらった会社から
不採用通知が届いていた。凄い早いな。
よくよく考えると昨日には投函されたんじゃ…


ポストに一緒に入っていた日経夕刊の17面に
「今年のシューカツ どうだった?」という見出しの
2009年度入社の就職活動についての特集記事
が目に入ってきた。


従業員千人以上の大企業の大卒求人倍率は実は0.七七倍。
千人未満の企業は四.二二倍で、この差は拡大するばかりだ。
(日経新聞 東京夕刊 10月4日)


つまり売り手市場であるのは人手が足りない中小企業であって
大企業までもが人手が足りないわけじゃないと云うことらしい。
けど、昨日受けた企業も最近受けた企業も1000人未満の
中小企業じゃないか…


早稲田大キャリアセンター課長の西尾昌樹さんは
「臨機応変に受け答えが出来る学生が内定を複数得て、
そうでない学生は苦労する。それ自体は変わらないが、
パイが広がって複数内定をもらう学生が増えただけに
差が目立ちやすくなった」と解説する。
(同上)


嗚呼。頭が悪いですよ。特に地頭の部分が全く良くない。
先日の企業で受けたテストも他は良いのにIQの部分に難有り
だったらしいし。大体駄目な面接と云うのは直ぐに分かって
言葉に詰まって、「緊張していますか?」とか訊かれたら
もう全く駄目で、もうしっかり用意して行くしかありません。



源均になって無責任に上手いことがいえたら良いのに。

02007年010月003日(水)馬鹿は死んでもなおらない

2007-10-03 | 休み
もう、面接とかって全部嘘言わなきゃ駄目だ。
僕の大学の志望動機も、編入の志望動機も
もっと振り返ると、高校入学も編入も全部
その場の乗りで、雰囲気で決めちゃったし。

当初大学入学の時も、編入試験のときも
志望動機は乗りだったけれど、それ以降は思いは
凄い真剣だったと、それだけは胸を張って云える。
乗りではあるけれど、結果的には凄く良い結果に。

会社も乗りでも良いじゃないか。八方美人ですよ。
ええ、八方美人ですよ。受ける会社も業種バラバラ
ですよ。でもそれは僕なりの基準で良いと思うから
志望してるんだから、何も言われるいわれは無い。


まぁ、ただそれを乗りであると分からしてはいけない
とは思う。そんで、僕はそれを悟らしてしまった様だから
駄目っぽい。でもそんなもんじゃん。乗りで無い人ばかり
だったら、皆その業種に入れなかったときに大変ジャン。

流れの中で本当の卒論の内容が云えなくて、嘘の卒論の
タイトルと中身をでっち上げてしまった。すんゴイ悔しい。
いいじゃんか、学科の勉強と関係なかろうが真面目に
書いたんだから、云えば良かったのに。何言われても。


すっかり墜ちたので、カラオケに行って気分を晴らそうと
思って3時間歌ってたら、喉がおかしくなって、嗚呼。


02007年010月001日(日)青山は重い

2007-10-01 | 休み
土曜の夜にThe Birthdayの新しい方のアルバムを
TSUTAYAに借りに行く。帰って見てみたら超綺麗。
綺麗どころか借りられた形跡すらない…綺麗…
綺麗は良いこと…買わなきゃ駄目だ…


先々週から借りておいてそのままになっていた
青山真治の『ユリイカ』をようやく見ることが出来た。
見る前に217分という表示に閉口しながらも
気持ちを奮い立たせてDVDを見てみる。3時間か…


・・・・・・・・・


冒頭のバスジャックの場面から暴力描写の陰惨さに
ぐったりしてくる。どんなに暴力的なハリウッド映画も
敵わないんじゃないだろうかと云うほどな陰惨さ。

でも感情は全編に渡ってほぼ意図的に抑制されていて
暴力もその他の衝動もフラストレーションが募る。
これまた全編を覆うセピアカラーもそこに輪をかける。

今、中上健次の本を読んでるから余計そうなのかも知れないが
方言が非常になまめかしくて、気持ちが悪く聞こえる。
乾いてるのに、生々しくて、なまめかしくて、気詰まりになる。


事件によって失ってしまったものを取り戻してゆく話で
セピアカラーはそれを失ってしまっている状態で最後に
残されたものが失ったもの、多分言葉として暗喩されるもの
を取り戻すと、画面がカラーになる。だからユリイカか。

テキストで語らないって大変なんだなぁ。まだ知識も無いので
カット割とかの演出だと何を言わんとしているのか理解
出来ないけれど、あれだけ自然なテキストで状況を伝える
って凄いな。ほとんど五月蝿くない。標準語の秋彦は例外。

多分標準語で話している、北九州的に異物な秋彦なら良いのか。
梢は失ったものを取り戻せたのだろう。直樹はどうか分からない。
沢井は失ったものを取り戻せたのだろうか。他人のために生きるたい
と沢井が言っていたのだから、梢が取り戻せたことで取り戻せたか。


パソコンのDVDプレイヤーの調子がおかしくて何故か英語字幕が
消えなくて、途中まで英語字幕が出たまま日本語映画を見る。
聞こえて来て、理解の出来る言語が、理解が出来る違う言語が
字幕表示されると、頭おかしくなりそう。そんで余計気詰まりに。

それにしても長い映画だ。217分って絶対映画館じゃ見れないや。
それに映画自体の密度も濃いと云うか、重いのですんゴイ疲れた。
食欲まで無くなったし。幸せにとは云わないまでも、不幸にはなるな
とか思っていたら、ばっさり裏切られた。それもきつかった。