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なにも ほしがならなぁい なにも きたいしなぁい

02007年008月002日(木)ネタバレ

2007-08-02 | 休み
先週あたりから夏休み恒例の教育テレビの夜中の
時間で海外ドラマのリピート放送をやっている。
当初は『フルハウス』だったけれど、途中から
『パパにはひみつ』になってしまった。

小生意気なティーンエージャーの子供たちと
コラムニストの父親の対立が
ドラマの軸だけれど
子供たちの主張にも
父親の説教にも如何とも
組しがたくて
ただただヒステリックに騒ぎ立てて
化学調味料のように
笑い声の演出がそれを一層
不快なものにしてる
とか思うドラマ。


でも何だかんだ文句を独り言で
云いつつも見ていて
その半ばで思い出す。
あぁ、そうだと。
この小うるさいティーンどもは
ドラマの半ばで消沈するんだと。
小うるさい父親が実際に
この世から居なくなるからだ。

ドラマの中盤で父親役の俳優の方が
急逝してしまったんだ。
リアルタイムでこのドラマを見ていて
酷くショッキングだったことを思い出した。
俳優が亡くなったわけだから
当然、番組冒頭から姿が見えない。
確かもうすでに死んでしまった
ということだったように思う。

出演者の表情は
演技のそれではないようなほどに
本当に沈んで見えて
(それは悲しみというよりもショックか)
それがこちらにも
吹き替え版ですらそのように
感じられた。



金と親は失ってみて初めてありがたさが分かる
というが、本当かもしれない。

翻ってみると、家の父親も酷く小うるさい。
加えて年齢のためか年々些細なことで
怒りっぽくなってきていて酷くうんざりする。
けれどもそのうんざりも何時まで
うんざりできるのかななぞと考えてしまう。