わん太夫の迷路

気ままに人生を送りたいな~、との希望的観測と共に

八月納涼歌舞伎

2018年08月28日 13時50分53秒 | 古典芸能

ひと昔前までは八月の歌舞伎座はベテランの出演はなく、
若手の花形が出演することになっていたので、入りは今一つでした。
歌舞伎座が改築なってからは、松竹も客集めの必要も有り対策に真剣に取り組むようになりました。
ひと昔前のように怪談ものに頼ることなく、楽しめるエンターテイメントなってきました。

そこで、ここ数年来の「東海道中膝栗毛」の上演と相成った次第。
一昨年、昨年と見ましたが楽しい、笑わせてくれます。
今年も第2部の公演で上演。今年は中村獅童達3人の 早替りが受けましたね。
幸四郎の弥次さん、猿之助の喜多さんで楽しい舞台。

第3部では四世鶴屋南北作:盟三五大切(かみかけてさんごたいせつ)
松本幸四郎の薩摩源五兵衛(実は不破数右衛門)を中心に忠臣蔵の裏話的ストーリー。
さすが鶴屋南北の作だけあって話の筋立てもしっかりしていて見応えのある舞台でした。ちょっと気になったのは、最後の場で幸四郎が金子を畳にこぼすシーン。何となくばらばらと落ちて行った感じ。ちょっと風情が無いな~と。

舞台は暗~いイメージのまま幕なのかと思ったら、一瞬パッと明るくなり最後は「切り口上」
役者全員が舞台に正座し客席にお礼のお辞儀をして緞帳が降りて幕。


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