最初のポイントでは 小さい生物が卵を護る姿を見せてもらいました
スナイソギンチャクには ハクセンアカホシカクレエビが住み着いて
大きい個体が どっしりと構えて お腹に卵がびっしりと詰まっているのが透けています
ちっちゃい子は 動き回って見失います これから子だくさんになっていくのでしょうか・・・・・
キレイな白いウミカラマツの オルトマンワラエビ
ハサミを口の方に向けて何やら食べている最中なのか !? それにしても 長~~~~~い!!
お腹の下の卵が なかなかどうして 撮りにくいアングルでした
お花のように咲いているポリプがとてもキレイな ムチヤギにいるガラスハゼ
こんなキレイなところには 卵は無いはず
でも・・・・卵が
サカナの 頭の後ろ当たりから飛び出しているもの パラサイト (寄生虫)です
メスの寄生虫がサカナに付き 体内に入り込み 成長したら 背中から出て卵を産むそう
らせん状に出ているのが イカリムシの卵 こんなのが付いて このハゼは 大丈夫なのでしょうか!?
そう言えば 行動範囲は 狭くて 写真が撮りやすかったのは そのせいなのかも。。。と思ったり
パラサイトも 種を護るためには 必死
とは思っても 何だかキモチが悪い と拒絶反応してしまいます
こんな 弱肉強食シーンまで 目撃
そろそろ上がって戻ろうという時に テルさんが発見!!
捉えられてしまったのは キタマクラ パンパンに膨らんで 抵抗している様子
テルさんによれば 膨らんでから逃げられる可能性もあるとか
調べてみたら ホシノエソという鰓のところに黒い斑模様のあるサカナ
フグって毒があるから この子を食べたら エソは命を落とすのでは~~!?と一瞬思いましたが
キタマクラなどフグにあるフグ毒(テトロドトキシン)を解毒することが出来るようです
そういえば エソって海底で じっとして獲物が来るのを待っていますが
フグは ヨタヨタとゆっくり泳ぐので 捕らえやすく食料として欠かせない相手
エソの種の生存にはとても有利になるわけで 自然の摂理なのでしょう
エソも生き延びるための餌の確保に必死 キタマクラも必死に逃げようと
互いのサバイバルのために死闘をしているシーン 可哀想~~~~というより
自然の営みには胸が騒ぎます
黄色い海綿を食べているサフランイロウミウシ × 2個体
ヒラヒラがキレイでいいな~~~と思っていたら ちっちゃい子が通過
コトリガイに似ている!!ウミウシか と思ったら ツユダマガイ という二枚貝の仲間だそうです
珍しい生物ではなさそうですが オレンジで 白くて丸い貝がとっても可愛らしくて アクセサリーみたい
岩穴で 色々なサカナたちが うごめいて 面白いシーン たまたま撮れた感じですが
オキゴンベとノコギリヨウジ
タテジマキンチャクダイの100円玉サイズのちびちゃんを狙っていた時の 手前のシーン
本命は ゴミがかぶってしまい ダメでした
1本で 様々な生態シーンを見て 感動の海を満喫させてもらいました
実は この後 100mmマクロレンズから ワイドレンズに取り替えて
先にアップした お魚大群の海に潜ったという順序でした
台風前 時化になる寸前の海 きっとそこで生き延びるために 備えをしている真っ最中の
生物の姿を見てきたのかもしれません