野球ファンならば誰でも認める名伯楽である野村克也さんが亡くなりました。
ご冥福をお祈り申し上げます。
選手としての野村さんを知ったのは、当時の南海ホークスでプレーイングマネージャーとして活躍していた時代だったと記憶しています。
それが、高校生の時だったのか、それとも社会人成り立ての頃だったのかは定かではありません。
当時のNHKのテレビですが、土曜日の午後に野球のデーゲームを中継していました。
NHKは、各球団を平等に扱ったのか分かりませんが、当時人気のなかったパシフィック・リーグのゲームを中継していました。
余り興味のなかったパシフィック・リーグのゲームですが、暇つぶしに見るとはなく見ているといろいろな選手を覚えて行ったことを思い出します。
今から思うと、ID野球に裏打ちされたキャッチャーとして心理的な駆け引きに野村さんの凄さを見ていたように思えます。
野村さんの有名な言葉に「王や長嶋がひまわりなら、俺はひっそりと日本海に咲く月見草」というのがあります。
私は「ひまわり」と「月見草」の対比は知っていたのですが「日本海」という言葉が入っていたのは今回初めて知りました。
実は、この「日本海」という言葉、入れて欲しくなかったなと思います。
自虐的な「月見草」を強調する言葉として「日本海」が入っているように思えるからです。
学校の教科書内で面と向かって「裏日本」と蔑まされましたが、「裏日本」=「日本海」が同意義に感じてしまいます。
日本海側の地方に生まれ育った身としては、いささか複雑な気分です。
まあ、野村さんも日本海側の地方で生まれ育ったから、深い意味はないのかもしれません、私の戯言です。
写真は、その日本海を撮影したものです。
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