マッタリ風景

散歩写真と戯れ言のブログ

氷河期?

2010年05月14日 | 戯言





寒いです、朝から冷たい雨が降って、生憎の天候でした。
雨は、午前中で上がったんですが、空の色はモノトーンで見ているだけで寒く感じました。

5月にこんな天候が続くと、そのうちに氷河期がやってくるんじゃないか何て思いませんか?
その答えとして「いや、今も氷河期です」何て言われたら、「えっ???」ですよね。

でも、地球温暖化が叫ばれている今でも、学問的には氷河期なんだそうです。
学問的な定義によると、地球上に氷床(デカイ氷河の塊)が存在する場合は氷河期となるんだそうです。
南極とかグリーンランドを思い浮かべてもらえば、あそこには氷床が存在しますよね。
ま、これは当然受け売りです。

ここ6週間ほど、図書館から借りてきた本が手元にあります。
本は「気候文明史 世界を変えた8万年の攻防 著者:田中康 日本経済新聞社」です。8万年と言うのは、人類のご先祖がアフリカで誕生し、やがてアフリカから出て世界中に拡散した歴史そのものです。
地球の歴史を振り返ると、寒い時期と暖かい時期が交互に訪れています。
寒い時期と言うのは飢饉になったりして食べ物が手に入りません、当然ご先祖様も食べるのに困って飢えたようです。
食べ物が手に入らないどころか下手をすると絶滅だって考えられます。
ご先祖様の歴史的な記録を調べると、寒い時期は歴史の転換点のキッカケとなったと言うのが、この本の主旨です。
人間、食べられなければ社会が不安定になることは想像が付きます、寒い時期と歴史上の事件(転換点)を並べると合致するのが不思議です。
まあ、寒いことだけが原因ではないでしょうが、大きなトリガーとなったことは間違いないでしょう。
ただ、寒い時期にご先祖様は絶滅することなく、逆に何らかの革新を起こして切り抜けたと言うのです、結果的に逆境をバネにしたわけですね。
読み応えのある本なので、延長したり、再度借りたりして、6週間かかってやっと読み終えました。












コメント
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