上野駅コンコース。
コンコースは随分と現代的にお色直しをしましたが、天井の構造は私が初めて上野駅を訪れた時と同じです。
正面の壁に描かれた絵も変わっていません。
フィルムはNATURA1600、カメラの感度設定はISO1600。
お気づきの方もおられると思いますが、鉄道博物館で撮影した写真は、全てネガフィルムで撮影しています。
現像したフィルムをスキャナーでデジタル化して、PhotoshopElementsでレタッチをしてブログに使いました。
デジタルカメラと言う便利なカメラがあるのに、馬鹿馬鹿しいと思う方もおられると思います。
その通りで、デジタルカメラだったらランニングコスト(いわゆるフィルム代)は限りなくゼロなので、一発勝負のスナップショットは別として、その他のシーンは撮影枚数を気にしないで撮影できます。
私自身、カメラを始めたのはフィルム時代ですが、フィルム自体に思い入れがあるわけではありません。
でも、この前フィルムのジャンクカメラ(いわゆるコンパクトカメラの類)を入手したのをキッカケに、久しぶりにフィルムで撮影したら、結構面白かったので、今は気分でデジタルカメラとフィルムカメラ適当に使い分けて楽しんでいます。
しかし、今はフィルムカメラ受難の時代ですね。
フィルム一眼レフカメラは、ニコンとキヤノンが辛うじてカタログへ残していますが、中高級品ばかりで、ちょっと楽しむには金額的に手が出ません。
仕方ないので、中古で普及品のフィルム一眼レフを見つけて使っています。
鉄道博物館の旅は、子供がデジタルカメラを持って行ったので、私は敢えてフィルムカメラを持って行くことにしました。
鉄道博物館と言う暗い場所での撮影なので、前から一度試したいと思っていたフジフィルムの高感度フィルムNATURA1600を使う事にしました。
ご存じの方もいると思いますが、このフィルムはノーフラッシュで撮影する事を目的に作られました、フジフィルムのNATURA対応カメラに入れると細かく露出制御して暗い場面で雰囲気のある写真が撮影できます。
私のカメラはニコン製なので、そんな器用な制御はできません。
それで、巷のWebで良く見る情報どおり、暗いシーンはISO感度はそのまま、明るいシーンでは露出を+2(実行感度をISO400で使う)かけて撮影をしてみました。
結果は、カメラのレンズが暗いので、いくらISO1600のフィルムでもシャッタースピードが上がらないため、いささか手振れの画像もありましたが、色合いは問題はありませんでした。
昼間の写真も、少し不自然な色かぶりがあるものの、思っていた以上に良い画像をだしてくれました。
昼間もISO1600で撮影しても良さそうですが、その場合は露出計通りの高速シャッターが切れないので、今回の様に露出を余計にかけたのと同じ結果になると想定されます。
撮影結果を見ると、暗いシーンでは色合いが自然に感じますから、暗い場所できっちりと性能を発揮するフィルムだと思います。
(共通データ)
Camera:Nikon U2
Lens:Nikkor 28-80mm/F3.3-5.6 G
Film:NATURA 1600
ネガフィルムからスキャナーでデジタル化して、PhotoshopElementsでレタッチ。
「快速むさしの」だそうです、どこの駅で撮影したかは忘れました。
この列車(115系)、新潟では新潟色と言う色に塗られて走っています。
私が通勤時に乗る列車でもあります。
ISO1600で撮影。
新潟市中央区「やすらぎ堤」で撮影した満開のソメイヨシノ。
いささか色かぶりがあり、レンズの開放値がF5.6なのでボケ味が汚いです。
露出を+2で撮影。
宮城県の松島で撮影。
正面に見える島は「雄島」です。
露出を+2で撮影。
同じく宮城県松島で撮影。
松島のヨットハーバーです。
露出を+2で撮影。