四谷三丁目すし処のがみ・毎日のおしながき

夏の魚が出てきました。海が荒れる季節でもあり、そんな中、豊洲市場を歩きながらベストなものを選び抜く主人です。

6月14日(金)

2024-06-14 16:41:11 | 6/1~6/30


野上啓三インスタグラムsushi43nogami2←こちらに変更しました。
すべての魚・貝、天然ものです。
◇営業時間について◇火曜~土曜17:30~21:55※ラストオーダー(酒類・酒類以外全て)21:25まで
日曜お子さんデーは11:30~17:30です。※日曜はお子様の日です
店には月曜(+第一日曜日)以外10:30~営業終了+aおりますのでお気軽にご連絡ください!03-3356-0170
※レストラン予約代行サービス『オートリザーブ』でのご予約は日付・時間帯にかかわらず受け付けておりません。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

わたしの魚(ウォ)キペディア 第19回 まぐろ

029

マグロといえば今でも『ど根性ガエル』のマグロのにぎりが永遠の憧れです。

宝寿司の親方と梅さんが握り、ひろしとピョン吉がものすごい勢いで食べるあのカウンター‥。
また、テレビ放映が夕飯の三十分~一時間前だったもんですから、なおさらおいしそうで、おいしそうで。
小学生の私は「マグロのにぎり、あんな風に食べてみたいぃぃ~!」とひっくり返って畳の上をぐるぐる回っていたのでした。

一度だけ、奇跡のタイミングがありました。
『ど根性ガエル』のマグロのシーンがあった日の夕食がなんとマグロのお刺身だったのです。
残念ながら酢飯じゃなくて白いご飯で、あのマグロのにぎりを再現することはできなかったわけですが。

でもマグロのお刺身はかなりうれしかった。

S&Bのチューブの山葵を醤油に溶いて、そこにマグロと少しマグロの汁が染みた大根のツマを一緒に浸し、ご飯にのっけてツーンとしながら食べた当時の夕方六時四十分頃が懐かしいです。
・・・・・・・・・・・
◎赤貝の仕込み 動画アップしました(5分03秒)
◎シャリ酢あわせ 動画アップしました(1分50秒)
◎かんぴょうを煮る動画アップしました(7分30秒)
◎玉子焼き動画アップしました(6分53秒)
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
1dayアーカイブ2023年~2001年6月14日のおしながき[2023年]
稲が風に揺れるようすを見たくてベランダにミニ田んぼを作りました。
新潟妙高市のコシヒカリの苗と愛知の蓮の畑の土です。もし収穫出来たら五~六貫くらい握れるのでしょうか・・
[2022年]
[2021年]*お知らせ*6/20まで休業いたしました[2020年]休業いたしました[2019年]
[2018年][2017年][2016年]昨日、まな板を削りました。[2015年]

004005

[2014年]本日入荷 日本酒

酔心(すいしん) 別取 辛口純米原酒・広島<6/10新入荷>久礼(くれ)花河童  特別純米生・高知雁木(がんぎ) 「夏」辛口純米・山口町田酒造(まちだしゅぞう) 夏純うすにごり生・群馬悦凱陣(よろこびがいじん) 純米  山田錦70 むろか生・香川6/12発売 亀齢限定夏囲い生原酒 入魂純米『山』・広島※アサヒスーパードライプレミアム樽生ビール、発売初日の3月18日から入れてまいりましたが、そろそろ終了します。来週より『麦芽100%ドイツビール・レーベンブロイ』と『アサヒ熟撰』になります。001[2013年]003[2012年]トリ貝、旬でいうところの名残りにさしかかっています。だからなおさら仕入れに気を遣います。石川・七尾(ななお)から、いいものが入りました。

 

 

004[2011年]

三番瀬(さんばんぜ)のはまぐり、003

 

確保してもらっておいたコハダ、仕込んでいます。(包丁を入れているのはカマスです)



005_2 012



 

014 煮はまぐり用の桑名のはまぐり

殻からむき、煮はまぐり と ハマヅメ を作ります。016_2



006 [2010年]

サザエの壺焼きはいかがでしょうか。先日受けた『さかな検定』の公式テキストによりますと、“産卵期が夏なので、その直前、3月からゴールデンウィークまでが旬”となっていました。当店ではサザエの旬は夏だと思っていましたがいろいろ説があるようです。冬から春が旬、春から夏が旬、春から初夏…。主人に「サザエの旬、夏じゃなくて春なの!?」と訊くとこう答えが返ってきました。「なんか夏って感覚で捉えてたんだけどね、春なのかな?通年あるからね…。サザエに限らず昔は仲買いさんに自分の考えている旬と違うものを見ると“えっ、旬じゃない時期に何であるの?”ってよく訊いてた。そうすると仲買いさんは“あのさ、…旨けれりゃいいじゃん。時季とかこだわらずに”って言うんだよ。実際入れてみると旨いものは旨い。日々築地に行ってると定説みたいなもの以外の動きもあって面白いよね」

とにかくおいしいものを…と、自分の中で常識になったものを覆してみたり、試行錯誤してまた原点に戻ったり、主人は毎日格闘しています。

001_3



[2009年]だいぶ前の写真です。

数年に一度あるかないかの朝寝坊を主人がした時、築地の仲買いさん(仲卸の方)に頼んで配送してもらった貝や魚です。

発泡スチロール内の梱包の美しさには目を瞠るものがあります。蝋引きと呼ばれる茶紙の袋の下には小ぶりの鯵や車海老、キス、赤貝などが各々の場所に収まっていました。この時は五月。砕いたたくさんの氷がビニール袋に入れられて何ヶ所も挿んでありました。

バイクで通う毎日の荷物の梱包にも仲買いさんはかなり気を遣ってくれます。氷は多めにとか、貝は殻が割れにくいような並べ方を、デリケートな魚は傷付かないよう厚紙で覆ってくれ(特に身割れし易いサワラなど)、濡らした新聞紙やシャカシャカ音のする薄手の水色のビニール袋、分厚いビニール袋、白い手提げ袋など他にもたくさんの運搬素材を駆使し、より良いコンディションで店の冷蔵庫に収まるよう力を尽くしてくれます。

013



 



020



 



 



 



 



 



 



 



018 028



 



 



 



 



012_2