

野上啓三インスタグラム、sushi43nogami2←こちらに変更しました。
すべての魚・貝、天然ものです。
◇営業時間について◇火曜~土曜17:30~21:55※ラストオーダー(酒類・酒類以外全て)21:25まで
日曜お子さんデーは11:30~17:30です。※日曜はお子様の日です
店には月曜(+第一日曜日)以外10:30~営業終了+aおりますのでお気軽にご連絡ください!03-3356-0170
※レストラン予約代行サービス『オートリザーブ』でのご予約は日付・時間帯にかかわらず受け付けておりません。
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1dayアーカイブ2024年~2001年2月25日のおしながき[2024年]
[2023年]
[2022年]
[2021年]
[2020年]
[2019年]
野上啓三が見ている豊洲市場の風景 寿司屋の七十二候
[雨水・第四候・土脉潤起つちのしょううるおいおこる]2/19~2/23
・兵庫 子鯵 今、店
・神奈川 長井 定置網子ウルメ 今、豊洲
・久しぶり 野付 殻ホタテ 今、豊洲
・兵庫明石 寒ヒラメの肝 酒蒸しにします。今、店
・大阪湾 中羽イワシ 今、店
・赤貝 本ミル貝 小柱 今、店[2018年]
[2017年]
[2016年]
[2015年]



[2014年]8.4kgのワラサ、朝5時に活け締めにしたばかりなのでまだ身がいかっています。歯ごたえがいいのがお好きな方は週の前半、金、土曜あたりに旨味のピークが来るそうです。那智勝浦

99kgの生本鮪赤身と中落ちです。

2/25(火)本日の日本酒入荷です。小布施ソガペールエフィス、醸し人九平次、喜正、播州一献超辛、飛露喜他、磯自慢<静岡>酔鯨<高知>貴<山口>貴・攻め<山口>鍋島<佐賀>而今<三重>亀齢<広島>紀土<和歌山>日高見<宮城>鳳凰美田・芳<栃木>花泉・上桶直汲み<福島>翠露・新杜氏就任記念<長野>獅子の里<石川>秋鹿<大阪>賀茂金秀・赤ラベル<広島>早瀬浦・しぼりたて<福井>悦凱陣・興<香川>鬼山間・赤<新潟>鷹勇<鳥取>亀齢・萬事酒盃中おりがらみ<広島>以上冷酒25銘柄あります。
お燗は現在6銘柄です。2月25日築地風景はこちら
[2013年]おそらく主人が一番好きな細巻です。鉄火巻に大葉をいれたものです。当店マグロを常備していませんのでマグロがある時しかできませんがぜひお声をお掛けください。
[2012年]

ぼたん海老、ひさびさの入荷です。

水ようかん、あります。

[2011年]
メジ、全体の四分の一を仕入れてきたそうです。(腹側)
分厚い腹で、いい脂があるとのことです。
わたしの魚(ウォ)キペディア 第42回 はまぐり <前編>
まだデパートの駅弁大会のようなものがない時代、知っている駅弁といえば
『だるま弁当』『峠の釜めし』そして地元・千葉の『やきはま弁当』でした。
『だるま弁当』と『峠の釜めし』は容器が再利用できるので覚えていました。
だるま弁当は食べ終わった後、貯金箱にしていました。
最初は面白がって口のところからお小遣いを入れていたのですが、
やっぱりお金が必要だな‥と思うとお弁当容器ですからパカッと蓋が開いて
簡単に取り出せてしまうわけです。
セロテープやガムテープでぐるぐる巻きにしてみたところでどうしても
お金が必要な時は耐えきれなくて剥がしてお金を取り出しまたテープを
貼って‥の繰り返し。
まったく貯金になっていませんでした。
そんなことをしているうちに中学生になり、ガムテープ跡残る
この赤いだるま弁当の空容器は、フェルトと刺繍糸のハンパを
入れておくいわば家庭科の裁縫箱のサブ的存在へと変わっていきました。
『峠の釜めし』の焼物の器はズシッとくる質感に惹かれ
「お人形遊び用にするから」と言って親からもらいました。
リカちゃんのお風呂にしてみたのですが入浴というより石川五右衛門の釜茹でで、
どうしても釜茹でからのストーリー展開ができず‥。
やはり親に返したという思い出があります。
そして『やきはま弁当』。
味のシンプルさで覚えていました。
これでもかと入っている串刺しの焼きハマグリと白いご飯(と記憶している)の
組み合わせは強烈でした。
よく焼いたハマグリを濃い醤油のタレに浸けてご飯にのっけてあるお弁当です。
ハマグリは硬くてしょっぺぇーんです。
でも、ご飯と合うのです。
串刺しのハマグリはやや小さめで、それを歯でぐいっと外しご飯をひとくち。
噛んでいるうちにハマグリの旨味としょっぱい醤油味とご飯が合わさって
いい感じになるのです。
これぞ千葉の味、ハマグリバンザイ!
そんなふうに思っていました。
《つづく》
わたしの魚(ウォ)キペディア 第43回 はまぐり <後編> 
「ヤキハマ用。鹿島灘のはデカいよ。身は軟らかいし美味いしほれぼれするよ」
主人は嬉しそうに仕入れてきた五つのハマグリをまな板に並べ、
「貝殻の模様がぜんぶ違う」
と言いながら遊ぶように眺めました。
そのハマグリは貝殻からして大きくて、大人の手でも片手で
二ついっぺんに持つとこぼれ落ちそうなくらいでした。
私は「ふーん‥」と言いながら少しおもしろくありませんでした。
千葉のハマグリならともかく、茨城のハマグリをベタ褒めするなんて。
鹿島のハマグリはそんなにいいものなのだろうか‥と思いました。
夜、さっそく焼きハマグリのご注文が入りました。
「ヒガシマルとお酒持ってきて」
と主人から指示があり、奥から日本酒と淡口醤油の一升瓶を抱えて戻ると
ハマグリの蝶番(ちょうつがい)らしき部分を出刃包丁で切り落としているところでした。
お客様は
「何でそこ、切るの?」
と尋ねました。
すると主人は火の点いた網にゴロッとハマグリをのせてから言いました。
「ご存じかもしれませんけど、蝶番が利いた状態のまま網にのせて焼くと、
熱くなった下の貝殻と貝柱がまず先に離れてパカッて開いちゃうんですね。
で、上に身がくっついたまま美味しいハマグリの汁がですね‥‥」
「あー、全部こぼれちゃうんだ!バーベキューでやったことある」
「そうなんですよ。もったいないんですよ」
「なるほど。でもさ、蝶番がバカになってるから熱してもそれ、
パカッ!って開かないよね?どうするの」
強火で焼かれているハマグリは網の上で小刻みに揺れ始め、
閉じた貝のふちから汁が溢れ出し、五徳でジュウッと蒸発していきました。
「本来ならばもうパカッと開く段階なんで、こうして自分でこじ開けます。
自分は鮮度のいい極上のものを選んで仕入れますからこのやり方をしますが
これだと死んじゃってる貝か自ら開く反応のある活きた貝なのかの見極めが
できませんのであまりおすすめはしません」
主人は右手に金箸、左手にレンチのような鍋つかみを持って上の貝殻を外し、
ハマグリの身に手早く日本酒と淡口を注ぐと、ガス台の火がお酒に反応して炎が上がりました。
「焼き過ぎると硬くなるので、このくらいでおろします」
貝殻の余熱で汁がまだ沸騰しているところにあるハマグリの身を一旦まな板の上に取り出し、
柳刃でぷつりぷつりと食べやすい大きさに切り分け、また貝殻に戻しました。
まな板に残った汁をサラシで拭いながら、
「切らない方がせっかくの汁は減らないんですけどね」
と言うとお客様は
「いや、細かく切ってもらった方がいい。海の家なんかでまるごと一個食べるのもいいけど
俺は何回かに分けてゆっくり味わいたい」
と仰いました。
肉厚のハマグリはおいしそうでした。
負けたわけではないけれど
鹿島のハマグリって相当いいものなんだ
と思いました。
[2010年]屋久島の太刀魚塩焼き、書き忘れました。築地で泳いでいたするめいか、ひさびさの本みる貝、この時期にしてはなかなかの小羽いわし、いろいろ入っています。鰹は今日は腹の部分です。
[2009年]やはりまだ一日の立ち仕事に耐えられる状態に戻っていないということで平成21年はお休みさせて頂きました。この週の水曜日は築地市場がお休みだったため、体調が戻ってもお店を開けることができず(火)(水)と連休しました。
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