イスラエルでの暮らし

イスラエルでの暮らしなど、紹介します。そして今現在の生活で感じたことなど

ミュンヘンを観ました。

2006年09月03日 21時46分53秒 | Weblog
ユダヤ人であるスピルバーグが、イスラエルから非難されることを覚悟のうえでつくった映画、「ミュンヘン」を観た。

スピルバーグにとって、ただ面白いだけの娯楽映画というのはもういいのだろうな。

「プライベートライアン」なんかでもそうだけど、徹底してリアルさにこだわっている。
暴力を振るうとはこういうことだし、暴力によって人が死んでいくと言うのはこういうことだ、というものを目を背けたくなるほどのリアルさで映し出していく。

テロ行為に対して、同じように暴力という手段を持って対峙するのが果たして正しいことなのか。っと言っているように取れなくもない。

ことイスラエルでは、パレスチナの自爆テロなどにに対しては必ず報復手段に出る。

根が深いんだ。ユダヤ人とパレスチナ人の問題は。

もちろん誰もが平和を望んでいるのだけれども、情や、宗教がそれを阻む。

人の情は簡単じゃない。宗教だってそう。

多くの人に観てほしい映画です。

でも、以前ツタヤで、大学生風の人が、パッションと言う映画を手に「これ見たことある?ものすげースプラッター映画。こえーよ。まじこえー。やべえよ」なんて友人らしき人に話していたことがありましたので、出来ればそういう人には観てほしくないと思っています。
あくまでも個人的な見解としてですが。

160分が短く感じますよ。