俺はワルポンだっ!

ちょいワルおやじを卒業したワルポンの斜め下から見た現代社会

『藤原式揚水機』

2009-11-16 18:32:39 | Weblog
地球温暖化がいわれ、二酸化炭素の削減が世界各国で問題になっています。

火力発電は二酸化炭素排出の問題があり、原子力発電は放射能事故問題があります。
地球環境に優しいクリーンエネルギーとして、風力発電や太陽光発電が究極のエコ対策で、無限の資源だと、もてはやされています。

でも、風力発電は、設置される場所によっては景観破壊や低周波騒音、鳥類が衝突して命を落とすなどの問題が起きています。
太陽光発電も耐用年数と投下資金の点でペイラインにのらないとか、取り付けた屋根が傷むとか、政府のバラマキ補助金が問題になっています。

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先日、高滝湖に行った時に「藤原式揚水機」と云う昔の用水機を発見しました。
別にワルポンが発見したと云う訳ではなくて、「水と彫刻の丘」に展望台として設置してあったのを見ただけなのですけど・・・

これが結構な代物(しろもの)なのでご紹介します。
この揚水機は明治13年、泉州(今の大阪府泉佐野市)出身の藤原治郎吉が発明したものです。

水車と同じ軸に固定された歯車と櫓の上部に設置された歯車に、一定間隔で水箱を取り付けたベルトコンベア(いわゆるバケットコンベア)を架け、水車の回転する力で一緒にベルトコンベアを回転させることによって、水箱に入った水を上に揚げると云う仕組みの装置で、低地から高地へ水を送ることが出来るのです。

揚程(水を揚げる高さ)は27.2m、用水量は毎分330リットルの能力が有り、養老川の中流域に8箇所設置され使用されていたそうです。


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電力や燃料を使うポンプで揚水したのではエコになりません。
昔の人は偉かった・・・ 究極のエコですよね。

でも、どうしてもっと普及しなかったのかなあ?・・・

もう一度見直されるべきものじゃあないでしょうか?


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