俺はワルポンだっ!

ちょいワルおやじを卒業したワルポンの斜め下から見た現代社会

『気の早い案山子』

2009-07-22 21:13:16 | Weblog
気象庁が梅雨明け宣言をしてから、二、三日は夏らしい天気が続いたのですが、ここのところ雨が続いていますねえ!
言葉とは便利なもので、この頃のお天気予報では“戻り梅雨”とか云っていますけど・・・

梅雨前線が列島南岸に停滞して集中豪雨となり、各地で大災害を引き起こしているようです。
堤防が決壊したりして、今年の稲作はどうでしょうか?

秋の稲刈り終ったら、乾いた田んぼに堆肥を入れて土壌を作り、春には苗代に種を蒔き、田んぼでは田を起こし、水を入れて代かきして、田植えをします。
除草したり、水管理で中干しなどして出穂を促し、穂が出て黄金色の頭を垂れたら稲を刈り、乾燥させて籾摺りし、袋に積めて出荷です。

米という字は、八と十と八を一文字に組み合わせて「米」と書くという。
これは、米を作るのに八十八の手間(工程)がかかることから来ているのだという。

       ☆       ☆       ☆       ☆

この頃、歳のせいか、時間の経つのが本当に早く感じます。
ちょっと前に田植えを終えたと思っていたら、まだ緑色ですけれど、もう稲穂が顔を出していました。
そして、もう案山子が立っているではないですか。

案山子は“秋の風物詩”とばかり思っていたのに、まったく気の早い案山子です。
文部省唱歌の「案山子」を小さい頃には、よく歌ったものです。

  一、山田の中の一本足の案山子 天気がよいのに蓑笠着けて
    朝から晩までただ立ち通し 歩けないのか山田の案山子
  二、山田の中の一本足の案山子 弓矢で威して力んで居れど
    山では烏がかあかと笑う  耳が無いのか山田の案山子

昔の案山子は、菅笠に、かすりの着物を着て蓑を着けて一本足で立っていました。
落書きに「へへののもへじ」や「つるニハ○○ムし」をよく書いたものですが、案山子の顔の定番は「へへののもへじ」でしたねぇ。

今だったら、さしずめ顔文字で、(^_^) や\( `ロ´)/を書くのでしょうか?
外国でも案山子があるらしく、写真の案山子もマイケルに似てなくも無い外人さんのようです。
       ☆       ☆       ☆       ☆

ところで案山子はカラスやスズメを追い払うのに本当に役に立っているのかなあ?

何? ワルポンと同じ? ぼーっと突っ立ってるだけだって?