有終の美 ~菊花いろいろ~植物園再訪(1)

2012年11月14日 | 植物園
11月13日 晩秋の京都府立植物園を訪ねました。

北山門を入ったすぐの所に 大覚寺の「嵯峨菊」の展示がありました。

   



説明によると、一鉢に3本仕立て。草丈は、殿上から観賞するのにちょうど良い高さの約2mに仕立てる。
花は、先端が3輪、中程に5輪、下手に7輪。このような仕立て方を「七五三仕立て」といい、
葉は、下部を黄色、中程は、緑、上部は、淡緑。春夏秋冬を表しているとのことです。
嵯峨菊の花弁は平弁で、54弁 長さは10cmが理想とか。単色で植え、混植しないそうです。

大覚寺は、もとは、嵯峨天皇の離宮で、天皇は、敷地内の大沢池の菊ケ島に自生していた
嵯峨野独特の野菊を、花瓶に活けられたようです。

さて振り返ると、夏には、大きなヒマワリがあったところには、蝶のような花が沢山付いた花が咲いていました。
これは、「クレロデンドルム」という花です。植物園で初めて知った花です。本物の変わった蝶もいました。

   

「アゲラタム」は白や、紫はよく見かけますが、赤紫色の花を初めて見ました。サルビアの赤もきれいです。
    

「千日紅」と黄色い花は、アメリカ原産のキク科の多年草「ガイラルディア」これは、夏にも咲いていましたが
さらにきれいに咲いていました。
 

噴水です。水しぶきが少し冷たく感じましたが、朝の光がきらめきます。大きな木々も紅葉しています。
  

以前、朝顔が展示されていた場所では、小菊が丸く盆栽のように仕立てられていました。菊の香りが漂います。
  

 

  

ここを出ると、竹の林。前日『竹取物語』の朗読を聞かせてもらったばかりで、興味津津。
とっても細いのですが、際立って見える竹がありました。その名も・・・・・「オウゴンチク」


生姜の花は終わっていました。そして、葉がすっかり無くなり、茎も刈り取られた「シャクヤク」の庭です。
  


次に続く。

尚、菊花展(大芝生地特設会場)は、15日(木曜日)までです。