オーストラリアに住んでみれば

南国暮らしに憧れて、住み始めたオーストラリア。
住んで、暮らして、初めて分かる、色々な体験談をお披露目します。

オーストラリア 妊娠事情

2014-12-20 16:20:14 | 日記
オーストラリアは、 太った方が多いので、


 ”もうすぐですか?”

なんて不躾な発言は、余程確かな情報が無い限り、しない方が親切なのです。


さて、おめでたが発覚するとどうなるのか、


先ずは、かかりつけのお医者様で妊娠を確認してから、産婦人科医を紹介してもらって、


定期的に超音波で、赤ちゃんが無事に育っているか、モニターしていくのは日本と同じなんだけど、


此方はきっと、日本より、だんな様の付き添いが多いのです。(もっとも一人目だけだそうですが…)


そして3ヶ月過ぎると、日本では、犬印の腹帯を巻きますが、こっちでは何にも巻きません。


ウチの母が、 ”何も巻かないと、何ぼでも大きくなるよ”
 

と、言っていましたが、巻く手間が省けて楽チンだし、巻いたとしても、結局は大きくなるんじゃないかと思うのです。


そして、いよいよもうすぐのとき、お医者さんから、どういう風にして生みたいのか聞かれます。


先ずは、帝王切開とか、自然分娩にするかと言う事から始まり、

色々な生み方を恥かしくなるようなリアルな絵で、書かれたパンフレットを渡されますが、


あれこれ書いてあるけれど、いくら考えても、やったこと無いもの、わからないので、

そんなもん、お医者様が勝手に決めてくれる日本が羨ましかったりしたものです。

それでやっぱり、オーソドックスな生み方を選んだんだけど、


こっちは、旦那さんの立会いが多いのです。

見せるのも、見るのも嫌なんじゃないかと思うけれど、旦那さん、見たいのでしょうか????


陣痛の間もずっとつきっきり。


でも、ここでも、差が出るのです。

本当に、傍について、励まして、生まれたときには感激してくれる旦那さんと、


横でさっさと、自分だけ寝たり食べたり、形だけしか、付き添いしてなくて、生まれるところを、オカルト映画を見るような面持ちでいる旦那さんと。


きっと将来は、成田離婚ならぬ、産科離婚なんて出るかもネ、と思うのです。


で、

何をどうして産んだって、結局は痛くって、


あんなに、唸るのは、きっと ”私は赤ちゃんを産むから偉いのよ!”

と自己演出してるんだと,思っていたけれど、ただただ、痛くって、私も叫んで産みました。


産んだ後、くたくたのお母さんは、大体3日で退院させられて、

里帰りなんてしきたりも無くて、


旦那さんがひたすら、助けてくれるはずなんだけど、きっとここでも、差が出るんでしょうねー。

日本のように、床上げは〇ヶ月目、なんて言う親切な伝説は無く、

3時間ごとに、おっぱいをやるのは同じなんだけど、当たり前のように、普通に生活するのです。


出産に関して、日本の女性の方が、大切にされているかもね?と思うのです。



ちなみに、2人目は帝王切開したのですけど、1000倍、楽チン。


お腹に、傷跡、残るか聞いたら、


“しわの中に隠れるから、見えなくなるよ”

って産科の先生は仰ったんですけど、

お腹にしわなんてないし、不思議に思っていたら、手術したところが、しわになりました。


なるほどネ!


合理的なのか、妊娠伝説の無いオーストラリアでの出産。


してみたい?