ドヴォルザーク
交響曲第9番「親世界より」
指揮…コンヴィチュニー
演奏…バンベルク響
好み度…4.5(5点満点)
重めのがっちりした情感豊かな響きは、多分、弦のしっかりした響きによるのだろう。
コンヴィチュニーは弦にしっかりしたメリハリを自然に与えつつ、バンベルク響も特有の渋みの漂う艶と叙情性を漂わせつつ力強く応えている。
金管木管のからみもバランスよく、木管の潤いのある響きなどもときに印象的。木管は第2楽章最初の有名な旋律などでもよい情感を感じさせている。
この曲は綺麗過ぎてあまり普通にやるとなんてことのない演奏になってしまうこともあるようだが、これくらいオーソドックスにやってこれくらいの充実感を感じさせるのは、ときに力強く、ときに情感たっぷりの響きによるのだろうかとも思うし、オーソドックスなようで、少し低弦を強めに弾いたり等、効果的なアクセント付けも自然に影響を与えているのかもしれないとも思う。
1961年録音だが、録音は少しも悪くなく、むしろアナログ特有の古風な温もりを感じさせるようで好感。
古風な重厚感・力強さと温もりとのある情感に満ちた名演でしょうね。
交響曲第9番「親世界より」
指揮…コンヴィチュニー
演奏…バンベルク響
好み度…4.5(5点満点)
重めのがっちりした情感豊かな響きは、多分、弦のしっかりした響きによるのだろう。
コンヴィチュニーは弦にしっかりしたメリハリを自然に与えつつ、バンベルク響も特有の渋みの漂う艶と叙情性を漂わせつつ力強く応えている。
金管木管のからみもバランスよく、木管の潤いのある響きなどもときに印象的。木管は第2楽章最初の有名な旋律などでもよい情感を感じさせている。
この曲は綺麗過ぎてあまり普通にやるとなんてことのない演奏になってしまうこともあるようだが、これくらいオーソドックスにやってこれくらいの充実感を感じさせるのは、ときに力強く、ときに情感たっぷりの響きによるのだろうかとも思うし、オーソドックスなようで、少し低弦を強めに弾いたり等、効果的なアクセント付けも自然に影響を与えているのかもしれないとも思う。
1961年録音だが、録音は少しも悪くなく、むしろアナログ特有の古風な温もりを感じさせるようで好感。
古風な重厚感・力強さと温もりとのある情感に満ちた名演でしょうね。