い・ち・に・ち

明日が今日になって昨日になるような毎日

八十通

2021-07-25 | 便り
目を止めた明りに足が止まる
見惚れた瞬間に時が止まる

頭で考えた理想の世界と
まるで違う目の前の景色に
疑うことも忘れ
理想像も消え
ただ吸い寄せられた

生まれたての脳細胞が
教えもなく迷いもせず
本能のまま結びつくような
無限の考えを伸ばし
心を射止めた