い・ち・に・ち

明日が今日になって昨日になるような毎日

六十七通

2021-07-12 | 便り
優しい言葉が笑顔を生む
好き嫌いの境界線は必要なかった

居心地の良い同じ枠が
見知らぬ違いを拒むように

安心できる適温を求めて
不快な温度を嫌うように

守りたい一番と守れない一番を
天秤にかけ小刻みにふるえる

優しい声が胸にしみる
笑顔と涙の境目はそこにはなかった