百三十二歩 2017-10-30 | 道しるべ つなぐ手で 涙と汗を 引き受ける 人の数だけ ノルマはあって 極限の孤独も強いられて 今この瞬間 泣きたい気持ちで 頑張る汗で ぐちゃぐちゃな 踏ん張りを 受け止めた
百三十歩 2017-10-25 | 道しるべ ため息が 時には霧を 吹き消して ほんの一瞬 先が見えたら 歩き出す勇気になる 足元を照らす 一筋の光も 涙のレンズに 映るはず 手探りでも 緩い風に追い越されても 数秒後 数分後の 自分に会おう
百二十七歩 2017-10-15 | 道しるべ 狭き世の ぬくもりだけを 知る人へ 片方だけの思い出 楽しみや喜びを 知らない代わりに 苦しみや痛みも 知らないで欲しい 覚えているのは 温かな鼓動の重み
百二十五歩 2017-10-11 | 道しるべ 光年の 続く速さで 届く今 始まりは 無限の世界から放たれた 燃える明かり すべての命を 包み込む偉大さに 驕ることなく ちっぽけな 涙の跡も 消し去った
百二十四歩 2017-10-08 | 道しるべ 昨日より 開く花の香 しゃがみ込む 遅く起きたら 感じたもの 膝を抱えたら 気付いたもの 前進あるのみ 立ち上がれも たまに見ない振り う~んと 千切れるほどに 伸びをする