い・ち・に・ち

明日が今日になって昨日になるような毎日

二百小節

2019-10-21 | レッスン
レッスンは一生続く

これで満足だと区切りをつけても
その先は続いているから
それぞれの目標のゴールは
自分で決めればいい

途中で横道にそれたとしても
選ばなかった道のその先を知る由もない

ならば
時に想像して近づくことを試みてもいいし
憧れに方向を変えるのも有りかもしれない

そう
いつだって
行きつく場所は誰にも分らず
望む場所も描かれてはいない

だから
だったら
次の一歩は近づくための最初の一歩

百九十九小節

2019-10-19 | レッスン
語呂合わせの呪文を覚え
つもり の魔法をかける

雨音の距離を測り
想いを浮かべる術を探る

あの時を過去にして
今を未来と呼ぶのなら

悲しみも辛さも
幸せも希望も

織りなす時が交わって
羽衣の風を操る舞になる

百九十八小節

2019-10-17 | レッスン
当たり前の空気に触れた
ありふれた日常が傷ついた時

言葉が届く前に眠りそうな心
倒れそうな気持ちを支える笑顔

気付いてはいたけれど
分かってはいたけれど

ほんの少し腰を下ろして
二粒だけ涙をためて

新しい日付の意味が
当たり前になります様に

百九十七小節

2019-10-15 | レッスン
星も眠る夜に考える事

後悔の過去がひとつ
ああすれば こうだったら
虚しさが数を増やしていくのなら
戻ることの出来ない過去に置いて行く

希望の未来が瞬く
見てごらん 指さす先に
一番に目覚めた星が輝くのなら
次の一歩続く未来を信じて進む

百九十六小節

2019-10-13 | レッスン
すべてを認める
すべてを受け入れる
すべてに感謝する

出来ないからもがいていた
出来ないから逃げていた
出来ないから意地を張った

人間らしいと慰めて
これが人生だと思い込み
未完成のまま手を離した


百九十五小節

2019-10-11 | レッスン
我儘だと言われ
我慢が足りないと言われ
格言通りに試してみても
自己満足の範囲だった

それでも
何事もなく普段は過ぎていき
根性論を感じる暇もなく
それでいて
落ち着かなく
ざわざわが周りを囲む

平凡と言う隠れ蓑は
形を変え 色を変え
時に隠れたつもりが
自分自身を消す



百九十四小節

2019-10-09 | レッスン
懐かしさを共有できる人

タイムマシーンで旅するような
物語の時代を夢見ても
映像の鏡に映るまぼろしなら

リアルな痛みも悲しみも
真綿に眠る昔話にして
たまに語るのもいいだろう

誰も知らない続きのページ
始めの言葉があなたの名前なら
その先にある思い出の中に

ふたりの今があるといいのに



百九十二小節

2019-10-05 | レッスン
絡まった糸の先

結ばれている運命に辿り着けた人

先を急ぐあまり勢いで切ってしまった人

丁寧に慎重にほどき続ける人

それぞれに選んだやり方で
自分の人生を決めたなら

一緒に進む後悔も
差し出す手の温もりが
心を灯す光となる

百九十一小節

2019-10-03 | レッスン
究極の
阿修羅の微笑 神様の覚悟

難しい言葉で覆いきれない
真ん中にある真実

得体のしれない不確かなものを

探すことを努力と呼ぶのか
抜け出すことが勇気なのか

片手でつかんだ究極の選択は

握ったままの夢を見るか
こぼさない様飲み込むか