い・ち・に・ち

明日が今日になって昨日になるような毎日

五十七通

2021-07-02 | 便り
空から続く雨の線が
途切れながら水たまりに落ちる

後から付けた季節の名前を
優雅な詩の言葉に変えて
昔々の物語の夢を繋いできた

暮らしの様は変わったとしても
同じ匂いの雨降る中で
隠れた太陽を望み
途切れた月光を慕い
寄り添う温もりに想いをはせる