い・ち・に・ち

明日が今日になって昨日になるような毎日

六十三通

2021-07-08 | 便り
その背中に背負うもの

自分じゃ見えない大きさと
自分しか分からない重さを感じ
転ばぬ様に
落とさぬ様に
一歩一歩踏ん張りながら

行き先を確かめたくて
悩みながら
迷いながら
追いかけ続けた

後ろ姿で分かる人
どんな顔か分かる人
声は届かぬ距離を行く
逸る気持ちが距離を生む

けれど
私だけに見えたもの
君の背中の大きさと
歩みを止めないその一歩