い・ち・に・ち

明日が今日になって昨日になるような毎日

六十四通

2021-07-09 | 便り
おーいと自分に声をかける
落ち着いた空気の中で
無重力の気持ちだけが
ふわふわと浮かんでいる

苦い記憶をかみ砕いて
上塗りの優しさに甘え
まん丸の夢を放り込んだ

チャンスの神様は満面の笑みで
涙の瞳をのぞき込む
驚いた瞬きから
違う味の滴がこぼれるように