い・ち・に・ち

明日が今日になって昨日になるような毎日

七十三通

2021-07-18 | 便り
ブランコの勢いで
空と大地が出会う時
あの大空に恋をした

自分の目線は果てしなく
離れられない地上の一点
へとへとになるまで歩いても
地図上の点にもなれず

一生をかけた足跡が
一瞬の風で飛ぶ塵の軽さでも
逆光の眩しさに目が眩んでも
確かに今を漕いでいる

いつかあの青空に
手が届くかもしれないと
大地を蹴って空を仰ぎ
行ったり来たりの力を付けて