◆セカンドライフ◆ 恵那で楽しく田舎暮らし

串原は、国道無し・信号無し・コンビニ無しの限界集落
ここで見つけた古民家で、スローライフを始めました

サツキ

2011年06月09日 | 日常
「サツキ」といえば、となりのトトロの五月とメイの姉妹

「サツキ」といえば、渡鬼の泉ピン子

「サツキ」といえば、皐月の花



ただ今、マンションの植え込みで満開です


サツキといえば、庭師だった私の父は

「さつき会」という会に所属していました

その会は皐月の銘木の生産をし

年に一度、展覧会や即売会を行っていました

その年はある小学校の校庭を借りて、行われ

私も父についていきました

当時小学校の1・2年生だったと思いますが

しばらくは即売会を父の後ろから見ていたり

近くの鉄棒で遊んでいたのですが

つまらなくなってきて

「ちょっと、あっちの方まで行ってくる」と父に告げ

校舎の方へ一人で探検気分で行きました

ガラスのケースに展示されていた、資料などを見ていたら

見知らぬ男性が現れました

子供の私が見ても、話し方がおかしく

精神薄弱者というのがわかりました

一生懸命、話しかけてくるのが子供心にも不憫で

親身になり相手になっていたと思います

そうこうするうち、手首をつかまれて

もっと奥の人目のつかない方に連れて行かれました

口をふさがれたとき、これは危ないと

精一杯の力を出し、その人の手から逃れ

あわてて、父の所へ戻りました

父は忙しくしていて、訴えを聞く暇はないなと判断して

その後は父の後ろに隠れるようにして

その人から見つからないように、時間の過ぎるのを待っていました


結局、その事を父には話さないまま

時々は思い出しもしましたが

トラウマになることもなく、現在に至ってます

サツキの花を見て、急に思い出した出来事でした

一歩間違うと事件になっていたかもしれないこと

案外身近にあるんですね