Heal-log

つれづれなるままに。

途方に暮れる瞬間。

2006年04月13日 | つれづれ
人間誰しも途方に暮れることはあると思う。
例えば、寝坊した瞬間。
頭が真っ白になって、何が何だか解らなくなる。

そんな瞬間が、昨夜というか今朝方というか、私を襲った。

タクシーから寝惚けまなこで降り、家の前で鍵を探す。
鞄を探ったその時、不吉な記憶が蘇った。

私は普段、手荷物用とPC用、二つの鞄を持ち歩いている。
ただ、仕事が遅くなったり、家で仕事をしないと決めた日にはPCは会社に置いて帰ることにしている。
昨夜は遅かったので当然PCは置きっ放し。
・・・その朝にそっちの鞄に入れた定期入れ(家の鍵入り)と一緒に。

此処まで思い出して、頭はまっ白。
こういう時は全身がカッと熱くなったり、逆にゾッと寒気がしたりするものだけれど、眠すぎる身体はもはや無反応。

時刻は午前3時前。
会社にも戻れない(遠すぎる)。
泊めて貰える知り合いもいない(遅すぎる)。
よりによって翌日は外出でスーツ必須なのに・・・(普段は私服出社)。

考えられる選択肢は「駅前のネットカフェで朝を待つこと」。
その前に、ダメモトで大家さんの家に寄ってみる。

大家さん宅のやたら堅固なセキュリティに救われるとは。
エレベーターを降りた瞬間に、家の中に鳴り響くブザーの音。
何事かとドアを開けるおじいちゃん(社長)。

事情を話して、平謝り。
呑んで帰って来た訳ではないことを、表情でアピール。

かくして無事帰宅。
今朝も無事スーツを着て出社。


今朝周りにそんな話をしたら、人は結構途方に暮れる経験をしているらしい。

●奥さんの実家に家の鍵を忘れた(取りに戻った)。
●ランドセルを忘れて学校に行った。
●上履きのまま学校から帰った(これは私)。
●医局に手帳、もしくは鞄を忘れて帰った・・・

ご苦労なことである。

今日は直帰なので早く帰宅できる筈。
大家さんへのお詫びは何にしようか・・・。

代償。

2006年04月13日 | つれづれ
社会復帰は会社復帰。

ビーチサンダルを靴に履き替えて、
日焼け止めの代わりに目薬を携えて、
ボートの代わりに電車に乗って、
デジカメの代わりにPCとにらめっこ。

グロットで撮った写真を壁紙にして、少しの癒し。
けれども、開いたファイルが多すぎて壁紙を見ることは稀。

「お帰り」という周りの声がココロに痛く、気が付いたら午前様。
どうせ電車がないならばと、ブログの更新。


休暇の代償は高いけれど、それでも行ってよかった。
今日から始まった日常は忙しいけれど、次のお休みはその分楽しくなるに違いない。

帰国。

2006年04月11日 | 


思い出と、写真と、お土産と、日焼けと、青痣になった足を携え、無事サイパンより帰国。
珍道中の模様は、それぞれの日にUPしていく予定。

是非、覗いてください。

しかし早かった、5日間・・・。

サイパンその他:陸上の景色とゴハン。

2006年04月11日 | 


殆どの時間を水の中から眺めて過ごした、今回のサイパン。
最後に陸上の風景と、食事をご紹介。


宿泊したホテルのビーチ。南国を実感出来る場所。
最終日のチェックアウトまでを、のんびり寝そべって過ごす。


食事は、新しいお店を幾つか開拓した。


2日目に行ったハイアット内のイタリアンレストラン、ジョバニス。
雰囲気やサービスは、さすがのおもてなし。
味は・・・。
取り敢えず高血圧の方が食べたなら、卒倒してしまうであろう塩辛さ。
シェフの方がたまたま風邪を引いていたのだと、そう思いたい。



3日目は、以前も来たE'sy kitchenでピニャコラーダを飲む。
下戸だけれど、飲み干せないけれど、雰囲気だけでも楽しみたいのである。
ここの料理はおいしい。
オススメは、かりかりポテトとツナのサラダと、変わり種のパエリア。



最終日はカフェ・ド・コルマールでコーヒータイムをとる。
ここのアイスコーヒーは7時間かけて抽出する水出しコーヒーらしい。
苦めだけれどコクがあって美味しい。


勿論、スイーツも充実。
これはマンゴーのクレープ。アメリカ領のくせに、甘さ控えめ。
食器はエルメスで統一。なかなか豪勢で、落ち着けるお店であった。

という訳で、サイパン紀行も今度こそ「これにて終了!」
寂れているかもしれないけれど、味のある島である。
もう一回くらいは、絶対に行きそうな気がする。

サイパンその4:アナゴ・カエル・潜り納め。

2006年04月10日 | 


日頃の行いが良いのか、ただの乾季なのか、連日すこぶる天気がよい。
日焼けは恐怖だが、海の色は日が射している方が断然キレイ。

本日の1本目はナフタンへ。
サイパン島の南端、ボートは揺れるが、着いた先は見事なドロップオフのポイントである。
ちなみに、船酔いには「アネロン ニスキャップ」という酔い止めが覿面に効く。
私は元来、乗り物にはあまり強くなく、バスや飛行機でも酔ってしまう(羽田-伊丹でも)。
「いわんやボートをや」なのだが、これはすごい。
プラセボ(偽薬)効果でも何でもいいのだ。効くことが重要。

閑話休題。

ドロップオフで思いっきり浮遊感を楽しんだ後は写真時間。


↑クマノミ。ニモとは種類は違うけれど、カワイイ。
これはインストラクターさんが撮ってくれたもの。自分で撮るのとは出来が違う。
曰く「クマノミは正面顔が一番カワイイ」らしい。難しくて撮れないのだけれど。


↑赤ちゃんは辛うじて正面をパチリ。


↑ホシゴンベ。トボケた表情が良い。何処を向いているのやら。


2本目はアイスクリームというポイントへ。


↑予告通り、マダラトビエイが飛んで来た。


↑優雅で、涼しげで、


↑でも、やはりイノキに見えてしまう立派なアゴである。

小さなウミウシも今回は綺麗に撮れた(名は不明)。



午後、今回のラストダイブはオブジャンビーチへ。
今回は完全に私たちだけのプライベートダイブ。
モンツキカエルウオの写真を撮るぞ!と意気込んだものの・・・。

難しい。のである。

穴から顔を出すこの魚。出したと思ったらすぐ引っ込む。
撮れたと思ったら、手ぶれ。
流れが来て体勢を崩したと思ったら、その様子を小馬鹿にしたように、見ている。


↑そんな彼のカオはコチラ。
鼻毛がでているくせに、憎たらしいくせに、でも可愛すぎる。

写真を撮るだけで15分以上が経過。インストラクターさん、ごめんなさい。

次はガーデンイール(にょろにょろアナゴ)のいる場所へ。
2種類いるというこのアナゴ、私には全く見分けがつかない。


↑写真上部の黒い陰。これがチンアナゴ。にょろ。


↑こちらがアキアナゴ。にょろにょろ。


戻り際にもう一度、モンツキ君に挑戦。
右手にカメラ、左手で岩を掴む。翌日左手は筋肉痛になる。



モンツキ氏に見送られて、今回の9ダイブは全て無事終了。
最高のお天気、最高の海に、最強のショップ&インストラクターさん。

次の訪問はいつになるかは解らないが、再訪を誓って、これにて終了。

サイパンその3: 50本目・青痣・花火

2006年04月09日 | 
こちらに来てからの起床時間は午前6時過ぎ。
7時35分のお迎えは、軍隊顔負けに正確なので、仕事以上の気合いで5分前行動をとっている。

今日も良い天気。

1本目はEagle ray cityというポイントへ。
冬場限定というこのポイントはeagle ray、つまりトビエイが大集合することで有名だ。
前回も大きな群に会えたのだが、今回は・・・。


↑今回も、無事会うことができた。
何とも涼しげに彼らは飛んでいるけれど、結構流れがあるのがこのポイント。
画面上だと、右から左に流れがあり、私たちは岩に掴まって見ている。
右手はカメラに取られるので、左手一本で。
気を抜くと、流される(だからちょっとボケ写真)。


↑エラまで見える至近距離に喜ぶ。
とはいえ、彼らをアップで見ると、アゴが出ていてどうもイノキに見えてしまうのだが・・・。


心行くまでマダラトビエイを眺めた、これが自分の50th dive。
他には、珊瑚に群れる小さな魚を覗いたり、写真を取ったり。



いやぁ、素敵素敵・・・と浮上したら、落とし穴。
ボートに上る時に足を滑らせ、ハシゴにハマる。

上から見ていたバディ曰く「上ってきたら、突然消えた」らしい。
ものの見事に梯子の桁の間に落ち、背中のタンクで引っかかる。
タンクで頭を打ち、タンコブ。
梯子で弁慶を打ち、青痣。 しばし船底に這いつくばる。


気を取り直して、2本目は沈船へ。
松安丸というのが船の名前だったと記憶しているが、既に瓦礫と化しているので、船の原型も止めていない。

↑なんとかウミウシ(名前を忘れる)。
これがバディの40th dive。

大物狙いの我ら、小さなヒトビトはあまり気にしないけれど、カメラを持っていると、少しばかり興味が湧くから不思議なものだ。


午後からは、初ラウラウビーチへ。

潜った瞬間、仰天する。

↑とぐろを巻くのは、アジの大群(アジ玉)。


↑1匹は小さいけれど、集まると迫力ありすぎ。
絵本「スイミー」で大きな魚が逃げるのも納得である。
一体何匹いるのだろう。そして、何故こんなにも統率がとれているのだろうか。
一度ボスを見てみたいものである。いるとすればの話。


暫くのんびり泳ぎ回ったら、ショータイムのはじまり。
インストラクターさんが、50本のお祝いに「花火」を打ち上げてくれた。


↑どかーん。
写真では良く解らないけれど、水底に通っていた戦争時代の給油パイプに、エアーを送ると、裂け目から噴出するとのこと。
かなり驚く。


↑記念撮影も(バディはここぞという時に目をつぶる傾向にある)。

記念を演出してくれたショップの方々に感謝!
次は100本目。先は長いが・・・。

サイパンその2:初テニアン・初カメラ

2006年04月08日 | 
ダイビング初日、7時半にショップからお迎えが来る。
前回利用したシーショアに今回も3ダイブ*3日間お世話になるのだ。


午前中はテニアンへ。
バディ(つまりは相棒)の先輩に「1000本潜って一番良かった」と云わしめたポイント。
前回は海況が悪くて行けず、涙を呑んだ場所。
俄然、テンションも上がってくる。

ボートに揺られること1時間で目的地へ。
エントリーの前から、水が澄んでいることが判る。
今回のダイビングでは、初めてデジカメを持って潜ることもあり、少し緊張。

1本目はテニアングロット。有名な地形ポイントらしい。


↑ケーブの中から出口をみたところ。
写真はあまり上手く撮れないけれど、差し込む光は地上では見られない青さ。
「幻想的」という表現が、本当に当てはまる光景だった。

ケーブの外では魚や生物が沢山。例を挙げると、

↑ナマコ。
決して動物虐待ではなく、砂をかぶっていた彼にインストラクターさんが名札をつけてあげただけ・・・。

45分程度海の中を楽しんだら休憩し、次なるポイント、フレミングへ。
移動中にボートからマスクを流し、インストラクターさんに素潜りで拾っていただく。反省しきり。
けれども躊躇わずに海に飛び込んでくれたイントラさんはかなりの男前具合であった。多謝。

フレミングという名前は「フレミングの左手の法則」に由来するとのこと。
棚と急に深くなるドロップオフの地形があの左手に似ているらしい。
理科の授業だけでなく、フレミング氏は大活躍である。


↑真っ青の世界。
これは棚の上から飛び出すところ。底までは何メートルあるのかは判らなかったけれど、本当に飛んでいるようだった。
こればかりはダイビングでないと味わえない、素敵な感覚。

棚ではウミガメ氏に遭遇。

↑彼は食事中らしく、かなり近付いても気にも止めなかった。

小さな生き物は写真に収めるのが難しい。何とか撮れたのがコチラ。

↑フタイロカエルウオ。何故撮れたか。動かないからである。
本当は尾の方の色が黄色になっていて、とても綺麗なのだけれど、こやつは穴から出た途端に素早くなる。当然、カメラには収まってくれなかった。


午後はサイパンに戻ってグロットへ。此方も有名な地形ポイントだ。

↑一番有名な左側の穴。一番有名なアングルに到達するまでにデジカメ、力尽きるの巻。

外洋では生まれて初めてバラクーダ(42匹)に遭遇。
憧れ続けた魚の群れは、一言「カッコイイ」!!
写真が遠くて載せられないのが残念。

しかしこのバラクーダ、良く聞くと「カマス」らしい。
実家近くにおっちゃんが良く売りにくるあれか!?
祖母が良く買っていたあれか!?
勿論、大きさも種類も違うと思うけれど、ちょっと拍子抜けである。


という訳で、初日は無事終了。
少し寒かったけれど、半年ぶりのダイビングはやっぱり最高。

身体を動かすと、とても良く眠れる。
かくして、旅先だというのに2人して普段より遥かに規則正しい生活になるのであった。

サイパンその1:行ってきます・ただいま。

2006年04月07日 | 


出国して飛行機に揺られること3時間半。
機内は空調がおかしかったらしく、極寒と酷暑の繰り返し。

「到着地の天候はくもり、気温は摂氏28度でございます」
そんなアナウンスに救われて降り立った空港は、既に夏だった。

自分で計画を立てて旅行に出かけるようになって、同じ場所に来たのは初めて。
入国や税関やホテルまでの時間、そんなことが読めるのは心強いものだ。
旅先に「帰って来た」と感じることが出来るのは、素敵なことだと実感。

4月は比較的シーズンオフらしく、入国も税関も難なくクリア。
予想より早い時間にホテル到着できた。

荷物を片付けたら(バディも私も、まず荷物整理をしないことには落ち着かない)、DFSを覗いてお買い物計画。
その後は、半年前から目をつけていた水着を買って(売れ残っていたのか・・・)夕食へ。

最初の晩餐は「ダイニング&バー747」へ。
前回は行っていないけれど、おしゃれそうな店内の写真に惹かれて行ってみることにした。
ガラパン中心部からは少し離れていて、途中の道は暗かったけれど何とか到着。

ガイドブックによるとオススメは「渡り蟹のスパゲティ」。


噂に違わず、かなりコクがあって美味。


デザートのアイスクリームについていた、バナナの春巻きも絶品。

ダイビングの後はいつも空腹だけれど、まだ潜ってもいないのにこの食欲。
少し恐ろしくなりつつも、大満足の晩餐であった。

明日からは1日3回ずつ3日間のダイビング三昧。
いつもはダラダラ喋ってばかりで夜型の2人だけれど、この日ばかりは早々に就寝。
ともあれ、楽しい休暇のはじまりはじまり・・・!

逃亡準備。

2006年04月07日 | つれづれ


怒濤のパッキング作業、無事終了。
一緒に行く友人も、札幌より無事到着。
電子機器類の充電も、無事完了。
ダイエット、未完成。

ともあれ、明日から4泊5日のサイパンだ。

行って参ります。