Heal-log

つれづれなるままに。

つられるヒトビト。

2006年04月18日 | つれづれ
人は見た目で判断する。
少し前のベストセラーでもそういう内容の本が売れていたような気がするし、別の本でもそんな事が書いてあった。

何でも、この「見た目」の実験をやった人がいるそうだ。

大きな交差点で信号待ちをしている人々の群。そこで信号無視をして道路を横断する人が一人。
その一人がビシッとスーツを着込んだビジネスマンの場合、小汚い格好をした人に比べて、つられて信号無視をする人は格段に増えるらしい。
(個人的には、その「小汚い格好」が如何ほどのものか、気になるところである。)


さて、時は昨日、ところは秋葉原駅前。
ちょうど出先から東京に戻ってきた私は、駅前で信号に引っかかった。
けれども、全然車は来ない。

こういう時にイライラしてしまうのは、関西人のDNAのお陰か、それともただのせっかちか。
とにかく、私は道を渡った。特に急ぐわけでもなく悠長に。

暫く歩いて、何気に交差点を振り返ると、唖然。
信号は依然として、赤。
でも、人々は大挙して横断歩道を渡っていた Σ(°口°; 
ちょっとギョッとする光景。
少なくとも小汚い格好はしていなかったけれど、ビジネスマン風でもないのに。

つられるって怖い。
この集団心理、絶対「悪いこと」に応用できるような気がするから。