朝、起床は午前4時15分。
5時にロビーに集合し、コーヒーとデニッシュで軽い朝食を済ませたら、いよいよボロブドゥールに向かって出発だ。
ボロブドゥールまでは車で10分足らず。懐中電灯を渡され、遺跡に上りはじめる。
空にはまだ月が明るい。
写真は明るめに撮影しているが、実際はまだ真っ暗だ。
全部で10層になっている遺跡のてっぺんの東側に陣取り、日の出を待つ。
すでに到着している人々でにぎわっている。
中央に見えるのがムラピ山。8世紀に立てられた仏教寺院は、この火山の噴火でこの寺院は埋もれてしまい、以来18世紀まで発見されなかったという。
夜がだんだん明けてきた。
7層目から10層目までにあるストゥーパ(中に仏像が納められている)も見えるようになってきた。
空に山の陰が映る。
そして、太陽がどこから出てくるのかが分かってきた。
しばらくして、小さく、けれどもはっきりと分かる強い光の一筋が稜線から顔を出した。
一度出てしまうと太陽はぐんぐんと昇る。
もう眩しくて見ていられない。
ここで、日本語を話すガイドのトビーさんが登場。遺跡の解説が始まる。
まずはお参り。
最大のストゥーパの周りを時計回りに3回廻ってお参りするのがお作法。
きれいな朝日(あとで聞くと日の出を見られる確率は高くないらしい)のお礼をしたら、観光開始だ。
朝日と仏像。平和な表情だ。
7層目より上の様子。円形のストゥーパが72個ある。
ちなみに10層のうち、下から3層は煩悩、次の3層は煩悩は絶ったがまだ俗世にとらわれている段階、そして最後の3層+頂上は悟りの世界だそうだ。
悟りの3層にも段階があり、1,2層目はストゥーパの格子がひし形(不安定な状態)、なのだが3層目は長方形(安定した状態)になっている。上の仏像の写真では違いがよく見える。
全景。
1層目から6層目までは四角形をしており、壁面にはレリーフ、壇上には仏像がある。
仏像の数はそれぞれの面に108体ずつ。全部で432体。
さて、これまでに出てきた数字にはある共通点がある。
72、108、そして432。どれも各桁を足すと「9」になる。
ジャワ人にとって特別な意味を持つ9という数字に全てを合わせているんだとか。
ちなみにamanjiwoの部屋数も36。お見事。
全景を見たら、次はレリーフを見学。
1層目は煩悩中の煩悩ばかりで、4枚を除いては建築の基礎部分と共に封印されている(子どもの教育上よろしくないものが多いらしい)。
残る4枚は因果応報を表している。
噂話ばかりすると来世は不細工になり、よい行いをするとお金持ちになるの図。
3層目には仏陀が生まれてから、悟りを開くまでのレリーフが並んでいる。
村娘スジャータに牛乳をもらうシーン。
この流れが良く分かった時、高校の宗教の授業に感謝した。
悟りを開いた成道の瞬間。
遠くから全景を眺める。
これだけのものが1000年も埋もれていたとは驚きである。
発見されたとき、この遺跡は崩れかけていたそうだ。
その後、仏像だけが国外に流出するという負の歴史を経て、20世紀の半ばに大規模な修復が行われる。
全ての石を一度解体し、補強しながら組み直す作業を経て、現在の姿となった。
修復の際に新たに組まれた石は400個あまり。その全てに印がうたれており、どの部分が新しい石かは一目で判るようになっている。
その後もテロでストゥーパが爆破されたり、地震で遺跡が破損したり。
これ以上の災難がないことを祈るばかりである。
すべての見学が終わって大満足。八嶋さん似のトビーさんに感謝。
これだけ見ても、まだ8時前だ。ここからは朝ごはんピクニックに出発。
ボロブドゥールが見渡せる丘の上で、
朝ごはん。
ご親切にも水彩セットも用意されていて、にわか画伯となる。
出来上がった絵は封印。
ホテルに戻ったのは10時半ごろ。
センスの良い"private"の札をかけたら一眠り。
その後は本を読み、屋外にあるバスタブでお風呂に入り、スパでマッサージ。
なんともぐうたらな生活を続けると、コーランが聞こえる時間になり、日が暮れた。
一日の締めは、名物のチョコレートスフレで。
一応大きさを聞いて「小さいよ」というから2つ注文したのに、結構大きかった。
とはいえ、全部食べてしまったのだけれど。
長い一日もあっという間に過ぎてしまう。それが休暇というものだ。
amanの生活も、のこり一日。
5時にロビーに集合し、コーヒーとデニッシュで軽い朝食を済ませたら、いよいよボロブドゥールに向かって出発だ。
ボロブドゥールまでは車で10分足らず。懐中電灯を渡され、遺跡に上りはじめる。
空にはまだ月が明るい。
写真は明るめに撮影しているが、実際はまだ真っ暗だ。
全部で10層になっている遺跡のてっぺんの東側に陣取り、日の出を待つ。
すでに到着している人々でにぎわっている。
中央に見えるのがムラピ山。8世紀に立てられた仏教寺院は、この火山の噴火でこの寺院は埋もれてしまい、以来18世紀まで発見されなかったという。
夜がだんだん明けてきた。
7層目から10層目までにあるストゥーパ(中に仏像が納められている)も見えるようになってきた。
空に山の陰が映る。
そして、太陽がどこから出てくるのかが分かってきた。
しばらくして、小さく、けれどもはっきりと分かる強い光の一筋が稜線から顔を出した。
一度出てしまうと太陽はぐんぐんと昇る。
もう眩しくて見ていられない。
ここで、日本語を話すガイドのトビーさんが登場。遺跡の解説が始まる。
まずはお参り。
最大のストゥーパの周りを時計回りに3回廻ってお参りするのがお作法。
きれいな朝日(あとで聞くと日の出を見られる確率は高くないらしい)のお礼をしたら、観光開始だ。
朝日と仏像。平和な表情だ。
7層目より上の様子。円形のストゥーパが72個ある。
ちなみに10層のうち、下から3層は煩悩、次の3層は煩悩は絶ったがまだ俗世にとらわれている段階、そして最後の3層+頂上は悟りの世界だそうだ。
悟りの3層にも段階があり、1,2層目はストゥーパの格子がひし形(不安定な状態)、なのだが3層目は長方形(安定した状態)になっている。上の仏像の写真では違いがよく見える。
全景。
1層目から6層目までは四角形をしており、壁面にはレリーフ、壇上には仏像がある。
仏像の数はそれぞれの面に108体ずつ。全部で432体。
さて、これまでに出てきた数字にはある共通点がある。
72、108、そして432。どれも各桁を足すと「9」になる。
ジャワ人にとって特別な意味を持つ9という数字に全てを合わせているんだとか。
ちなみにamanjiwoの部屋数も36。お見事。
全景を見たら、次はレリーフを見学。
1層目は煩悩中の煩悩ばかりで、4枚を除いては建築の基礎部分と共に封印されている(子どもの教育上よろしくないものが多いらしい)。
残る4枚は因果応報を表している。
噂話ばかりすると来世は不細工になり、よい行いをするとお金持ちになるの図。
3層目には仏陀が生まれてから、悟りを開くまでのレリーフが並んでいる。
村娘スジャータに牛乳をもらうシーン。
この流れが良く分かった時、高校の宗教の授業に感謝した。
悟りを開いた成道の瞬間。
遠くから全景を眺める。
これだけのものが1000年も埋もれていたとは驚きである。
発見されたとき、この遺跡は崩れかけていたそうだ。
その後、仏像だけが国外に流出するという負の歴史を経て、20世紀の半ばに大規模な修復が行われる。
全ての石を一度解体し、補強しながら組み直す作業を経て、現在の姿となった。
修復の際に新たに組まれた石は400個あまり。その全てに印がうたれており、どの部分が新しい石かは一目で判るようになっている。
その後もテロでストゥーパが爆破されたり、地震で遺跡が破損したり。
これ以上の災難がないことを祈るばかりである。
すべての見学が終わって大満足。八嶋さん似のトビーさんに感謝。
これだけ見ても、まだ8時前だ。ここからは朝ごはんピクニックに出発。
ボロブドゥールが見渡せる丘の上で、
朝ごはん。
ご親切にも水彩セットも用意されていて、にわか画伯となる。
出来上がった絵は封印。
ホテルに戻ったのは10時半ごろ。
センスの良い"private"の札をかけたら一眠り。
その後は本を読み、屋外にあるバスタブでお風呂に入り、スパでマッサージ。
なんともぐうたらな生活を続けると、コーランが聞こえる時間になり、日が暮れた。
一日の締めは、名物のチョコレートスフレで。
一応大きさを聞いて「小さいよ」というから2つ注文したのに、結構大きかった。
とはいえ、全部食べてしまったのだけれど。
長い一日もあっという間に過ぎてしまう。それが休暇というものだ。
amanの生活も、のこり一日。