Heal-log

つれづれなるままに。

湯治:箱根吟遊編1。

2006年04月22日 | 


久しぶりの温泉旅行に行ってきた。
今回の目的地は箱根・宮ノ下の箱根吟遊 武蔵野本館である。
CREAをはじめ、多くの雑誌にも取り上げられているお宿。
予約をしたのは実に1年前のこと。
それでも電話をした時間(予約開始15分後)には、2部屋しか空いていなかったというから、さすがというか何というか。

新宿を出て2時間弱で到着。有り難いことに箱根は近い。
派手さはないけれど、バリのテイストを取り入れた玄関をくぐる。


一瞬、自分が何処に来たのかを忘れるくらいの光景。
このアングルは、雑誌には必ずといっていいほど掲載されている。
想像よりこじんまりとしていたけれど、「ついに来た」と感動。


ロビーでウェルカムドリンクを頂いて、チェックインまで寛ぐ。
普通は、旅館やホテルのロビーでのんびりなんて出来ないけれど、妙に落ち着く空間だった。


今回滞在したのは、4つある部屋タイプのうちの「星」タイプ。
星宿という名前の、メゾネットのお部屋である。
階上がダイニングスペースになっていて、朝・夕食は別部屋でとれる仕組みだ。
写真は、階上から下の広縁を撮ったところ。


広縁の外はテラスになっており、お風呂がちゃんと湧いている。
そして、景色は見渡す限りの緑。それ以外は何も見えない。

お部屋で暫くボーっとする(既に眠くなっている)。
大浴場でふやけたら、エステ(要予約)の時間になった。

宿のスタイルに合わせて、吟遊スパという名前のエステは全てバリ風。
エステルームもあるけれど、今回は人数の関係でお部屋で受けることになった。
ガムランの旋律とアロマオイルのマッサージ。
抗っても飛ぶ意識(要は爆睡)。何をされたのか、定かではないほどに。


身体がほぐれたところで、夕食。階上のダイニングにて頂く。
事前に訊かれたとおり、嫌いなモノは他の料理に替えてくれる徹底ぶり。
量は多かったけれど、なぜかすんなり入ってしまう。


バランにも、こんな演出が。

満腹になったら、再びふやけに浴場へ。
ここには大浴場2種類と、離れにも浴場がある。部屋付き露天もあわせると4カ所。
全部制覇するにはそれなりに根性が必要なのだ。
お風呂上がりに、バリの東屋をそのまま持ってきたようなバーで一杯。

閉店時間まで寛いで、他愛のない話をして。
部屋に戻ると、窓の外の景色は、本当の「真っ暗」。
山の稜線と空の境目だけが見えた。

そんな中で、眠れない訳がない。ぐっすりと泥のように眠ることが出来た。