Heal-log

つれづれなるままに。

柏屋旅館。

2010年02月14日 | 
寒い冬の旅行、第二弾。

今回は群馬県は四万温泉にある柏屋旅館に2泊3日でお世話になった。
ここは以前友人と訪れたことがあって、レトロな雰囲気が気に入っている。


奮発して予約したのは露天風呂付きの「花の間」。

石の露天風呂と、



レトロなシャワーがかわいい。
向こうに広がる景色は雪山だ。

お部屋は和室+ベッドルーム。
昼間っからゴロゴロ出来てしまう。


内線も昔懐かしいダイヤル式黒電話。


お楽しみの食事は、地元の食材をふんだんに使っている。
お野菜やお肉はもちろん、お魚も川魚が多いといった具合だ。
無理した感じのお造りなんかが出てこないところが、潔い。



オリンピックが始まった週末ということもあって殆どお部屋から出なかったのだけれど、2日目の午後だけは温泉街に散歩に出かけた。
沢山歩いたけれど、この揚げまんじゅうで消費カロリーがパー。


この宿に前回泊まった時にとても印象的で、今回の再訪につながった理由のひとつが朝ごはん。
旅館にしてはめずらしく洋食が選べて、しかもここのクロワッサンが絶品なのである。
今回は2泊ということで和食と洋食を一回ずつお願いした。

クロワッサンに、


前回はなかったポトフ。身体が温まる。


ちなみに和食には温泉で炊いたおかゆが出てくる。
こちらも美味。


これにてしばらく旅行はおあずけだ。
寒い週末だったけれど、心も身体も暖かくなって大満足の3日間だった。

雪見風呂。

2010年01月17日 | 


雪を見ながらお湯に浸かりたい、ということで福島は磐梯熱海のホテル華の湯に行ってきた。

ここは2006年8月に訪れて以来2回目。
ホテル自体はかなり大規模な施設なのだけれど、この「離れ松林亭」は部屋付露天風呂に、朝夕のお部屋食なのでかなりゆっくり出来るのだ。
ちなみに前回は、チェックインからチェックアウトまで一歩も部屋を出なかった。

今回は全ての大浴場を制覇し、お部屋の露天風呂にも入ってふやけ三昧。
ちなみにお部屋の露天の湯温は熱め。
寒空の下、半身浴で本が読めてしまうくらいなのだ。


ご飯も満喫。


翌朝は雪の磐越道を走って、会津柳津へ。
お目当ては以前も食べた「栗まんじゅう」と「粟まんじゅう」。



岩井屋さんは今日も大盛況。ひっきりなしにお客さんがやって来る。
お店で一つずつ頂き、さらに持ち帰り用に一箱購入して家路についた。


夏もいいけれど、雪の温泉は至福のひととき。
次回の福島はいつになるか分からないけれど、今度は春か秋に来てみたいと思った。


Temples & Reefs journey6-amanjiwo1日目。

2009年08月08日 | 

amanjiwoの生活は、まだ静かなプールサイドでの朝食から始まった。


インドネシア風おかゆ。チキンやナッツ、スープをお好みでかけて頂く。
お腹がいっぱいになったら、しばし散歩に出かける。
昨日着いたときにはすっかり暗かったので、周りの緑の多さにびっくりしてしまった。


昨日と同じ回廊からの眺め。
ボロブドゥールのてっぺんが見える。

一歩リゾートの外に足を踏み出せば、そこはもう畑作地。
栽培されているのはタバコだと聞いた。




振り返ってamanjiwoの全景を見てみる。
後ろの山に同化して目立たない建物。ボロブドゥールになじむように建てられたリゾートは、不思議なくらい周りの景色を損なっていない。

海の景色も大好きだけれど、癒されるのはやはり田園風景。
育っている作物がちがっても、木の種類が違っても、やっぱり私の原風景は田園と山だ。
原風景がないという都会育ちの相棒も懐かしいと言う。
こういうものを祖先の記憶というのかもしれない。


午前中を比較的のんびり過ごしたら、午後はRice Terrace、つまり棚田を見にセログリヨというところへ連れて行って貰った。
棚田=段々畑=斜面=山道。
その図式を忘れていたことと、移動時間を聞かなかったことが災いし、こっぴどく車酔い。
ガタガタの山道を走ること1時間。もう限界、というところで車が止まった。


計算されたかのような規則性と自然の不規則性が合わさったような棚田の景色。
脂汗もひく美しさだ。

体調も少しマシになったので、車に戻り、さらに10分ほど移動。
小さな小さな集落の一角に車を停めさせてもらい、そこからは徒歩で移動する。
集落を抜けたところで景色が開ける。


先ほどよりも急な斜面も、見渡す限り棚田が広がっていた。
聞くところによると、この辺りは「三期作」が可能らしい。
なるほど、手前の稲は収穫を待っているし、向こうのほうには田植えを終えたばかりの苗も見える。


この谷の斜面を田に開墾するには、どのくらいの労力が必要なのだろう。
途中の道で出会う人、農作業をしている人、今でも機械を使っているようにはとても見えない。
車に乗ってきたくせに、酔ってフラフラの自分がなんだか情けない。

右手に棚田を見下ろして、あぜ道を歩くこと30分。小さなヒンズー寺院に到着。


石造りの門。お寺に行くのに階段を上るのは、どこの国でも一緒だ。


到着。このお寺は8世紀ごろの建造物だそうだ。仏像の頭部はなくなっていた。

帰り道、今度は左手に棚田を見渡しながら集落に戻る。
到着する少し前から、コーランの声が聞こえてきた。
仏教寺院で有名なこのあたりも、現在では住民の多くがイスラム教徒なのだ。
スピーカーから流れるコーラン、家の軒下でくつろぐ人々、そして道を駆け回るニワトリたち。

ノスタルジックな気分に浸りつつも、H5N1がインドネシアで発生(トリ→ヒト感染)する理由に納得したり、お隣で飼っているニワトリと自分の家のニワトリはどうやって区別しているのだろうと心配したり、余計なことを考える。
私はどうも詩人にはなれないらしい。


夜は近くの村で行われるトランス・ダンスを見て、屋外ディナーを頂くというプランに参加。


広場には屋台が並んでいて、好きなものを好きなだけ取って食べる方式だ。
とはいえ、この一角はamanjiwoのゲスト専用だし、屋台のシェフもamanjiwoのスタッフ。
なんともスケールが大きいというか、欧米のお金持ちが考えそうな趣向である。


デザートコーナーにてフルーツの王様、ドリアンを発見したのでトライする。
カスタードクリームのようで濃厚。結構おいしい。
しかし、そのあと2時間ほどにわたって「餃子の餡のかほりのゲップ(失礼)」に悩まされることになった。

食事が終わると、トランス・ダンスが始まるらしい会場に移動する。


サルやら馬やら獅子舞やら、様々な衣装を身に着けた男性がガムランと唄にあわせて踊りだす。
踊りはだんだん早く激しくなり、一人また一人とトランス状態に入っていく。


左端の彼はトランス中。しまいには組んずほぐれつの大乱闘になってしまった。
このほかにも水をはった盥に頭を沈めたり、花を食べたり、煙をかいだり、よく分からない行動を取る人々。
このダンス、21時前ごろから始まって深夜まで続くとのことだった。

翌朝が早い私たちは22時半ごろにお暇することにした。
ずっと不思議に思っていたことをドライバーのヨーコさんに聞いてみた。
彼らは本当にトランス状態なのか、と。

"They are just acting."
ヨーコさんはこともなげにそう答えたけれど、専門のプロではないという彼らがそろいも揃って迫真の演技が出来るのだろうか。
本当に楽しくなっちゃってるのではないかと、少し疑っている。

Temples & Reefs journey3-amanwana2日目。

2009年08月05日 | 
目が覚めたら6時だった。
会社がある日も、毎日このくらい目覚めが良いといいのに。
柄にもなく、早朝の散歩に出かけることにする。


早朝の静かな海。


おサルも早起きだ。
amanwanaには野生のサル(こちらは餌付けされていないらしい)が多く、その辺を歩き回っている。テントの屋根で運動会をしたり、窓からのぞいたり、なかなかお茶目である。

本日の予定は、午前にダイビング2本と夕方にボトムフィッシング。合間にマッサージも予約する。
身体を動かすので、朝食からガッツリとナシゴレン。


amanwanaのナシゴレンはシーフードとチキンが選べる。
量は多いけれど、とてもおいしい。

8時半にダイビングショップに向かう。
日本人インストラクターの方が常駐しているので全て日本語でOK。
ボートで20分ほどのポイントに移動してダイビング開始。

エントリーした瞬間、あまりの魚の多さと水の綺麗さに圧倒された。




ツバメウオの群れ。


ツノダシの群れ。

大物はいなくても、サンゴや魚の群れ、地形、流れ・・・とても楽しいポイントだった。


砂地にはエイやガーデンイールなども生息。
ダイビングをしている人が少ないので、水が濁ることもなく快適。


ボートから見た海。水深によって水の色がどんどん変わる。
真ん中は、私たちのダイビングを待っている間、我慢できなくなってシュノーケリングをおっぱじめてしまったスタッフ(笑)。

水面休息の間に、近くの村に案内してもらうことにした。
人口600人、モヨ島で最大の集落 Labuan Ajiにはamanwanaのスタッフも暮らしている。
amanwanaも村の小学校建設に寄付をしたりと、関係も良好だそうだ。
村には子どもたちが沢山いて、とても人懐っこい。


高床の住宅が軒を連ねる。


悠々と散歩する(?)ヤギ。


なかなかワイルドな「魚の干物(一つだけ)」。


ダイビング2本目は流れのあるAngel reefというポイントへ。


魚の群れが多く入るポイントだ。
誰が指揮をしているのか、面白いほど同じ方向に向かって泳ぐ魚たち。
時折、魚のスピードが急に変わる。群れにまぎれているアジやマグロが捕食を始めるのだ。


このときばかりは、魚もなりふり構っていられないらしい。
私たち人間のほうにも逃げてくるのだ。
まさに弱肉強食、食物連鎖。


こんなにのどかに見えても、自然界は厳しいのだ。


自然を離れて久しい我ら、夕方にはボトムフィッシングに出かけた。
インドネシアの昔ながらのボートで出発。




道具はいたってシンプル。
釣り糸には釣り針が2つ。その先にはおもり。それだけだ。
おもりが水底に着くまで釣り糸を垂らして、あとは待つのみ。
かかったのかどうなのか、全然分からない手探りフィッシング。

"Did you feel?"と最初は英語で聞いてくれたスタッフも、私たちが「来た?来たかな?」と言うもんだから、しまいには「キタ?」「キタ!」と日本語大会になってしまった。


何匹も釣って、大活躍の相棒。
私はかろうじて一匹を釣ることができた。
ダイビングでもよく見るアカモンガラだった。


大海原に沈むサンセットを見て、釣り終了。

釣った魚はシェフがディナーに調理してくれる。


ワイルドなグリルは骨だらけ。これをナイフとフォークで食べるのは一苦労だったけれど、素朴な塩焼きはとてもおいしかった。

お部屋に帰るとあとは寝るだけ。
amanawanaにはテレビもステレオもないけれど、全然困らない。
究極に贅沢な「田舎暮らし」がそこにある。

Temples & Reefs journey1-長い道のり。

2009年08月04日 | 
待ちに待った夏休み、今年はインドネシア方面に足をのばすことにした。
行き先は、amanwanaとamanjiwo、モヨ島とボロブドゥールにあるリゾートホテルだ。
HP上で"aman's temples and reefs journey"というプランを発見したので、それに乗っかることにした次第である。
日程はamanwanaとamanjiwoに3泊ずつ+前泊の7泊8日。

amanwanaのあるモヨ島、ここはお世辞にもアクセスが良いとは言えない。
日本-バリ島の飛行機が夜着なのに加え、

1.バリ島から水上飛行機で1時間(運行は週3回)
2.バリ島から飛行機で1.5時間+ボートで1時間
3.ヘリをチャーター

以上3つの乗り継ぎが必要なのである。
言うまでもなく、3は問題外のため、日程と値段を勘案して2を選択した。


8月3日、定刻通り22:30にバリ島に到着したものの、のんびりした入国審査のお陰で、ホテル到着時には日付が変わっていた。


1泊だけした、Hotel Nikko Bali。
早朝に出発しなければならないのが勿体ないくらい、ステキなお部屋だった。

8月4日、ピックアップは7時半。ということで5時半に起床。


まだ夜明け前。
朝食はルームサービスをお願いした。


小洒落たバナナ。この旅でもっとも美味しいバナナであった。


食べている間に日が昇り、いよいよamanwanaに向かって出発である。


デンパサールから乗ったTransnusa航空。
バリ→ロンボク島→スンバワ島の経由便である。
デンパサールでは辛うじて搭乗機までバスで運んでくれるけれど、ロンボク・スンバワでは機内とビルを徒歩にて往復。

到着地ではちゃんとamanresortsのスタッフが待っていてくれて、一切合切の手続きを済ませてくれる。
到着地スンバワでも、案内された車の中で冷えたミネラルウォーターを飲んでいる間に、スーツケースを回収して運んできてくれた。
うーん、ダメ人間になりそう。
車で移動すること約15分、amanwana専用の桟橋に到着。


周囲の喧騒から切り離された雰囲気。amanwanaがここから始まる。


貸切のボートで移動すること1時間15分・・・。


海岸まで迫るジャングルの合間に、amanwanaの白いテントの屋根が見えてきた。

"Welcome to amanwana!"
桟橋ではGeneral Managerが自らお出迎え。
カバンまで持ってくれちゃったりする。
束の間の、ラグジュアリーな休日のはじまりはじまり・・・。

緑の結婚式。

2009年05月17日 | 


新緑の京都で、友人が結婚式を挙げた。
桜鶴苑という和風のゲストハウスでの落ち着いた式と披露宴。
とても温かくて、楽しいひとときだった。

親しい人の結婚式は、本当に嬉しい。
月並みな言葉しかかけられなかったけれど、いつまでも末永くお幸せに!

スペイン散歩11-グエル公園と帰路-

2009年05月01日 | 
5月1日、前夜からの雨は止まなかった。
この旅始まって初めての雨の中、グエル公園に向かった。


外壁のモザイク模様がお出迎え。

公園とは聞いていたけれど、一周するまでこれほど広大な敷地とは思っていなかった。
まずは正面の階段(スペイン階段を彷彿とさせる)を上る。


人気者のトカゲ。写真を撮るのにも一苦労である。


丸っこい手が愛らしい。

階段を上りきると、そこは神殿のような空間だ。


天井もモザイク模様で、所々に太陽や月のモチーフが埋め込まれている。

この神殿を出ると左右に道が分かれている。
何処に行くのかも分からずに、とりあえず左へ行く道を選ぶ。


一風変わった斜めの柱に支えられた通路。


回廊は少しずつ上り坂になっていて、最終的には、先ほどの神殿の上に出た。


もともと高台にあるので、市街を一望できるスポットだ。
勿論サグラダ・ファミリアも見える。
雨だったのが本当に残念だ。

今度は反対がわの通路から下りて行くことにした。


ガウディが住んでいたというピンクの邸宅。

もともとこの公園は「公園住宅」として60戸が分譲される予定だったらしい。
けれどもさっぱり売れず、結局売れたのは2軒だけ(グエルとガウディ)だったそうな。
今だったら引く手あまただったろうに、なんとも勿体ない話である。


歩いていたら、雨が上がった。


最後に全景をパチリ。


バルセロナでの時間もあとわずか、最後の昼食をホテルで摂る。




ボカディージョにコロッケの食べ納め。

フランクフルトを経由して、成田に戻る。
このころにはインフルエンザも大騒ぎになっていた(日本は)。
機内検疫か?と思いきや、ヨーロッパからの飛行機はノーチェックだった。


そんなわけで、スペインの旅もこれにておしまい。
次は南スペインにいってみたいもんだ。

スペイン散歩10-バルセロナもろもろ-

2009年04月30日 | 
お天気に恵まれたせいもあって、バルセロナはとてもキレイで明るい街に思えた。
この日は新市街や旧市街を散策し、いろいろなものに出会った。


エコ部門、レンタサイクル。
街中いろんなところに自転車のプールがあって、借りたり返したり出来るらしい。
仕組みは良く分からなかったけれど(後で調べると市民用のようだ)、便利そうである。


オシャレ部門、新市街のショッピングセンター内のチョコレート屋さん。
安くはないけれど、センスの良いパッケージが揃っている。
特に気に入ったのは、カロリーごとに大きさが違うチョコレートバーの詰め合わせ。
食べるのに勇気が必要である。


ファーストフード部門、パンズ&カンパニー。
これはスペインのサンドイッチであるボカディージョの専門店。
フランスパン+具というシンプルなサンドイッチなのだけれど、人気があるらしく、マドリッドでもバルセロナでもマクドナルドと同じくらいの店舗数を見かけた。
オススメはやはり生ハム。


デザイン部門、時計。
最初は文字盤の「6」が落っこちていることに気付き、次に「9」がないことに気付いた。
この角度まで歩いてきて、やっと「9」を発見した次第である。


大きさ部門、駅の自動販売機。
ちょっとおもしろかったので、ホールズを買ってみることにした。
でかすぎて、商品が出てくるのに恐ろしく時間がかかる。
しかも、ホールズが2個出てきた。
ラッキーだけど、自動販売機としてはどうなのだろう。

少し歩けば、変わったものに出会える。
だからついつい歩いてしまう。
毎日平均20,000歩の旅も、明日が最終日。

スペイン散歩9-グエル別邸とカーサ・バトリョ-

2009年04月30日 | 
バルセロナにあるガウディの作品は出来るだけ見たいと、今日は朝から遠出して新市街へ向かった。
ここにはグエル氏の別邸がある。


口を開けた竜の門がお出迎え。

実はこの建物は現在、どこかの大学のものになっているので、中にはいることは出来ない。うーん、残念である。


少し離れて全景をパチリ。
外壁や、少しだけ垣間見える屋根にガウディのテイストがある。


市内にもどって、カーサ・バトリョへ向かう。


ここは、先日訪れたカサ・ミラにほど近いグラシア通り沿いにある邸宅だ。
やはり、バトリョさんのおうちなのだろう。
カラフルでかわいらしい外観だ。


階段を上ってツアーが始まる。


リビング入り口にある、きのこの暖炉。
この中では2人(恋人と言っていたような気がする)が向かい合って語ることが出来る。

2階にあるリビングルーム(というより舞踏場か)。
ステンドグラスのおかげで、海の中のようなイメージになっている。
用途によって部屋のパーティションを動かせるようになっており、デザインだけでなく機能性にも優れている。


やはり「海」のイメージの吹き抜け。
タイルはグラデーションになっており、上に行くほど青が濃くなっている。


吹き抜けの階段を上るとビックリ。
エレベーターを囲っているガラスに上の写真のタイルの青が反射している。
さらに向こう側の人の見え方までもが、見事に海中を表現している。


階段の途中には、アパートの部屋の玄関がある。
世界遺産になった今も、3世帯が暮らしているらしい。
大変なのだろうけど、何とも羨ましい限りである。


屋上。
トカゲの背のような飾りと十字架。

屋上には煙突や通気口が沢山あって、建物全体の空気の流れが大切に計算されているとのことだった。
例えば使用人の部屋や選択スペースだった屋根裏も、通気性が良い設計になっていて、その時代にありがちな「カビだらけ」の屋根裏とは無縁だったというからすごい。


ちなみにこちらが別の日に撮った夜のカーサ・バトリョ。


絵の才能がある人もすごいけれど、三次元をデザインできる人も驚異だと思う。
ガウディの脳がどうなっていたのか、覗いてみたいものである。

スペイン散歩8-市場と海-

2009年04月29日 | 
バルセロナの旧市街には市場があるというので行ってみた。


まずはお昼時のサンタ・カタリーナ市場。
この市場は最近改装したらしく、とてもモダンな雰囲気がただよっている。

市場にはいろいろなお店がいっぱい。


こちらはシーフード。


生ハムにチーズ。


そしてフルーツ。

一休みしてお昼を食べることにした。
この市場にはレストランが入っている。
クレアトラベラーにも紹介されていた、天井が高くてスタイリッシュなお店だ。


生ハム。


デザートのミルフィーユ。

ちなみにこのレストランには怪しげな日本食メニューもある。
話のたねに食べてみたけれど、普通にいけた。


午後からはもう一つの市場(こちらの方が有名)であるサン・ジョゼップ市場へ。


こちらの方が庶民的な雰囲気。


お肉屋さん。不気味なパーツが売られている。


八百屋さん。

このほか、韓国の食材屋さんやドライフルーツ、ワインショップなんかもあった。
母へのワインをここで購入。


本日最後はシーフロントのレストランで過ごすことにした。
忘れていたけれど、バルセロナは港町なのだ。


地下鉄で海辺まで行くことが出来る。


夕暮れ時は家族連れや若者、物売りで賑わっている。

夕食はバルセロネーテというレストランで頂いた。


港のイメージで統一された店内。ここはシーフードが美味しいらしい。


イカのフライに、


シーフードパエリア。

おいしゅうございました。
ふと横のテーブルを見ると、接待らしいビジネスマン3名が食事をしていた。
私たちが4人で分けたイカフライを一人で平らげていた。

スペイン人の胃袋、恐るべし。