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つれづれなるままに。

平和な島;アマンプロその5。

2007年11月28日 | 
5日目、晴天。
どうやら台風は去ったらしい。
けれども依然として波は高く、本日のダイビングも中止となる。

というわけで、日焼け止めをたっぷり塗ってビーチへ出陣、波と戯れることにする。


が、結構な波浪っぷりなのである。
ここの水深は私のお腹くらい。
なのに、背丈をこえる波が打ち寄せる。
水をかぶり、流され、砂浜に打ち上げられ、足をすりむいた。

良い運動をしたので、お昼はガッツリと。


「Shareします」というだけで、自動的に半分こされたお皿が出てくる。
ああ気が利いているなぁ、と感心していたら、日本人のスタッフのユカさんがやって来た。

なんでも、午後からならダイビングが可能とのこと。
迷わず予約。
この辺の気の利き具合も、アマンだなぁと嬉しくなる。

時間まで今度はプールで泳ぐことにした。
プールサイドには「NO DIVING」の立て札。
「?」と思ったものの、このプールの最大水深は3mだった。フム、納得。

一昨日と同じポイントでのダイビング、酔い止めを飲み忘れてグロッキーだったけれど、海は充実。


至近距離でカメを眺めたり、


隠れるヒトビトを観察したり(ヒラメがいます)。


見た目に楽しいスズメダイ(の仲間だと思う)やクマノミも沢山。


けれども、

サンゴは白化しかかっていて、死に際の綺麗さが少し悲しかった。
ちなみに水温が28℃を超えるとサンゴは白化を始めるらしい。
この日の水温は29.5℃・・・、台風後でも水温は下がらなかったらしい。残念。


さて、ダイビング後の夕食はClub houseへ。
あまり食欲がなかったので、スープとはるまきとサラダをシェア。


甘く味付けしたナッツが添えられたサラダは絶品。春巻きは「魚肉ソーセージ」の味だった。

海に近く、建物の照明も抑えられているので、アマンプロでは信じられないほど星が見える。


星空の写真がふつうに撮れるなんて、考えたこともなかった。
(もちろん、手持ちではなく置いて撮ってはいるけれど・・・)

このハネムーンを楽しく過ごすため、相棒はレーシックの手術を受けた。
海でも空でも、視力を回復していくに値する景色がここパマリカンにはある。


平和な島;アマンプロその4。

2007年11月27日 | 


4日目は荒天。
荒れ狂う海に、吹きすさぶ風。
後で聞いたところによると、一度は去った台風が戻ってきていたらしい。
11時に予約したダイビングは文句なしに中止であろうと判断する。


と言うわけで、朝からお風呂に入って、朝ごはんをルームサービスでオーダー。
食べてばっかりである。
今朝のメニューは


フレンチトーストに


ペストリーバスケット、それに


チーズの盛り合わせ。ドリンクはマンゴースムージー(私)とバナナジュース(相棒)。

プライベートダイニングのスタッフは大雨の中を来てくれた。
まるで、晴天の海辺を散歩して来たかのような顔をして。
さすが、プロだなぁと思う。
これはどのスタッフにも言えることで、雨が降ろうが風が吹こうが動じない。
どんな天候でも、ゲストを100%楽しませることの出来る自信のようなものが見えるのだ。

だから、私たちも動じなかった。
せっかくの一日をカシータに閉じこめられたら、もう少し落胆すると思っていた。
けれども、負け惜しみでも何でもなくて、カシータでの「引きこもり」は充実していた。

昼過ぎからひたすらしたこと、それはDVD鑑賞。
相棒のDVDコレクション(大量)から今回持参したのは「プリズンブレイク(シーズン1)」。
最初の5話くらいは見たのだけれど、途中からが気になって仕方がなかったドラマシリーズ。


ビールとコーラと持参した「味ごのみ」を片手に、のめり込む。
夕食時になっても、これは動けない。
自動的に本日2回目のルームサービスである。

サンドイッチと多少謎な味のカレーを食し、


コチラは文句なしに美味しいデザートを平らげる。
画面に夢中だったせいか、ただの食べ過ぎか、消化不良。
結局この日だけでは全話見終わらず、脱獄も消化不良。
そのまま寝ることにした。

ヴァカンツァの醍醐味は「何もせずに一日を過ごすこと」だそうな。
今日の我らは、イタリア人もお墨付きのヴァカンスだったに違いない。

ちなみに、プリズンブレイクは翌日に持ち越し、無事シーズン1を見終わった。
あああマイケル、そんな結末ですか!?


平和な島;アマンプロその3。

2007年11月26日 | 


3日目は朝から晴れ。
今回の旅のメインイベントである「sand bar picnic」の日なのでホッとする。

sand barというのは、パマリカン島から船で30分ほどの距離にある砂洲のこと。
干潮の時にだけ出現するこの場所に出かけるのが、sand bar picnicなのだ。

出発は午前9時。
島の反対側にあるビーチからボートに乗り込む。完全に貸切だ。





浅瀬をゆっくり横切って、


ようやくボートにエンジンがかかった途端、ビックリするほど飛ばす飛ばす。
荷物も帽子も押さえないと飛ばされそうな恐怖の20分の後、サンドバーに到着した。



この砂洲が「sand bar」だ。後ろに見える丘とはつながっていない。

まずはこの近辺でシュノーケリング。
昨日までの雨のせいか、はたまた「こんなもん」なのか、透明度はよろしくない。
さらにシュノーケル器具の不具合で、息を吸うたびに口に水が入ってくる。
まことにストレスフルな時間であった。

1時間ほど水面を散歩したら、ランチタイム。



私たちが泳いでいる間に、sand barにはピクニックの用意が出来ていた。
「1時間半後に迎えに来ます」と言い残し、スタッフはボートへ戻っていった。


この広いビーチを二人占め出来るなんて、とっても贅沢。
まずは、お昼ご飯だ。



メニューはあらかじめ選んでおいたものだ。こちらはシーザーサラダ。


続いて、サンドイッチにキッシュにデザート。
とてもじゃないけれど、食べきれない。

満腹になったところで、お昼寝。
・・・と言いたいところだったのだけれど、そこは潮位が許してくれなかった。
満ちてくる潮。さらに怪しくなってくる空模様。
1時間半を予定していたsand bar 滞在だったけれど、1時間ほどで撤収することになった。


まず、私たちをボートに待避させて、スタッフはテキパキと後片付け。
食後で寝ている間に、ボートはパマリカンに戻っていた。


一時は崩れたお天気だけれど、午後は日差しが戻ってきた。
と言うわけで、急遽午後から1本潜ることにした。
リゾートでのダイビングなので、サイパンやハワイのように大物は期待していなかった、のだが・・・。


間近を飛んでいくウミガメや、


魚の多さに大興奮。海中もあなどれないとは、恐るべしアマンプロ。


楽しかった一日の締めはトロピカルカクテルで。


しかし、このピニャコラーダにやられてしまった。
たった1杯なのに、頭はグルグル、足元フラフラ。
食事も早々に部屋に戻り、そのまま寝てしまった私は、3日目の終わりをきちんと憶えていない。
トホホ。

平和な島;アマンプロその2。

2007年11月25日 | 
「もうすぐ朝ごはんが来るよ」と相棒に起こされる。
午前9時にルームサービスを頼んでおいたのだ。

時計を見ると7時3分前。だまされた。
理由は何であれ、早起きはいいものなので、寝起きのモシャモシャ頭のままビーチへ。



台風の影響か、それとも雨季のせいか、今朝は曇り空。



ビーチには海藻が打ち上げられている。
そして、彼方には海藻を掃除し、デッキチェアをセットするスタッフの姿。
この作業のおかげで、いつもビーチは美しいのだろう。

部屋に戻ると、雨が降り出した。
スコールというやつなのだろうか、かなり本格的だった。



雨の音を聞きながら、朝ごはんまで本を読むことにする。
私は「中原の虹」の4巻を、相棒は「天使と悪魔」を昨日から読んでいる。
お互い夢中。終始無言。

雨は止まないまま9時になる。時間ぴったりにノックの音。
ドアを開けると、朝食のトレーを持ったスタッフの姿があった。
豪雨をモノともせず、全く濡れていない。
(後で見ると、厳重にカッパを着てきたらしいことが判明した)



朝食は、フィリピン風おかゆ、パンケーキ、ヨーグルト、マンゴージュースをオーダー。
このフィリピンおかゆがとても美味しかった。

途中で電話が鳴る。
悪天候のため、11時に予定していたダイビングは中止とのこと。残念。
気を取り直して、午後に予約していたマッサージを12時に早めてもらうことにした。

食後もカウチに寝ころんで読書をしていたら、あっという間に12時だった。
マッサージのスタッフが到着。雨はまだ降っている。


アマンプロでのマッサージは、自分のカシータとスパカシータの両方で可能。
今回はカシータに来てもらうことにした。
簡易のベッドが搬入され、お部屋がスパに早変わり。

お願いしたのは「アマンプロマッサージ 90分」。
全身のオイルマッサージで、気持ちよく90分間爆睡。


マッサージのおかげでむくみはとれ、幸いなことに雨もあがった。
午後はclub houseに行くことにした。



club houseでは毎日15時半から17時まで、おやつをふるまってくれる。
奥はアイスティー。少し甘いアイスレモンティーは私のお気に入りになって、毎日のように飲んだ。

ちなみに、お昼を食べていない我ら。
おやつだけでは足りずにナシゴレンをオーダー。


少し甘めの焼き飯は、これまた美味であった。

お腹がいっぱいになったところで、beach clubに歩いて移動。
キレイなサンセットを見ることが出来た。




夕食はclub houseで。日が沈んだ後のプールはライトアップされていて幻想的。




でも、食欲は旺盛。カレーとフィリピン風温野菜でお腹を満たす。



もちろん、デザートも忘れずに。


アマンプロでは1日2回、ルームクリーニングをしてくれる。
時々サプライズがあるらしい。


バラのベッドに、


フラワーバス。
このあと、我が相棒はバスバブルで滑り、キャンドルを含め周辺が水没する惨事となった。

そんなわけで、二日目もあっという間におしまい。
明日は離島へピクニック。天気はいかに・・・?


平和な島;アマンプロその1。

2007年11月24日 | 
ハネムーンの行き先については、相当悩んだ。
悩んだ結果、常に私の中で『世界一のリゾート』であり続けるアマンリゾーツの一つ、アマンプロに行くことに決めた。

アマンプロはフィリピンのパマリカン島というところにある。
と言うよりはパマリカン島=アマンプロというべきか。
この島には1軒のホテル以外はなにもないのだから。

そんなわけで「ハネムーンは何処に行くの?」という問いに対する答えには苦労した。
「フィリピン」と答えると「治安には気をつけて」と言われ、
「パマリカン島」と詳しく言っても誰も知らず、
「アマンプロ」と言ったところでピンと来る人も少ない。
最終的には「南の島へ」と言うことにした次第である。

前置きが長くなってしまったが、以下が6泊7日にわたる我らの旅日記。
アマンマジックに皆様もはまりますように。



パマリカン島へはマニラを経由する。成田から片道4時間程度である。
近距離ということで、機材はほぼ国内線(!)
テレビもなく、足置きもなく、狭い・・・。

けれども、アマン気分はマニラに到着した瞬間から始まる。
国内線の空港に移動すると、アマンプロの専用ラウンジにて待機。
ドリンクとスナックを用意してくれる。



そして、ここでのお約束は・・・、



体重測定!
パマリカンへの飛行機は小さいので、荷物の重量制限もあるし、乗客の重量も管理されてしまうのである。

ただし、配慮付き。


体重は周りにも自分にも公表されず(ホッ)。

30分ほどゆっくりしたら、いよいよ飛行機へ。
本当は2時間程度あるらしいのだけれど、近づく台風の影響で、離陸が早まったらしい。
ちょっとラッキー。



アマンプロ1号という飛行機に搭乗。
びっくりするほど小さい。何でも19人乗りだそうな。


乗ってまたまたビックリ。
操縦席が丸見えだ。さらに妙な水蒸気が充満する機内。
めげずに寝たら、1時間ほどで無事パマリカン島に到着した。

「Welcome to amanpulo, Mr and Mrs...」と笑顔のスタッフがお出迎え。
何組もの乗客(それもほぼ日本から)がいる中で、どうして私たちの名前が判るのか。
アマン最大のマジックかつ謎だと今でも思う。

島内の空港からはゴルフカートのような車で移動(滞在中はこのカートを貸してくれる)。
直接お部屋に行くことも出来るが、チェックインの前に島内を案内してくれるらしい。
私たちは案内をお願いした。

まずはビーチフロントの「beach club」へ。



ああ、海だー。
タイミングよくおしぼりとネクターのようなジュースが出される。美味。
食事やアクティビティの説明を受けて、今度はフロントのある「club house」に案内される。
レストランなどの説明を受けた後は、いよいよお部屋へ・・・。


アマンプロの客室はすべて「casiita=カシータ」と呼ばれるヴィラタイプである。
ロケーションによってヒルサイド、ビーチ、ヒルトップの3種類がある。
今回の私たちのカシータは7番、ビーチカシータである。


室内にはいると、ハープの心地よい音楽、ほどよい空調とウェルカムグッズに迎えられる。
チェックインはいたってカンタンに終了して、部屋をうろつくと、荷物もすでに届いていた。



スタッフがいなくなったことを確認したら、


ベッドに飛び込んでみた。フカフカ。


荷物を片付けたら、お次はビーチに下りてみる。部屋からはわずか1分。


ハンモックを発見。
相棒曰く、あまり寝心地のいいものではないらしい。

ビーチは夕暮れ時。


刻一刻と表情を変えて、太陽は沈んでいった。



初日の夕食はbeach clubで。
オープンエアのテーブルは気持ちいいのだけれど、夜なので残念ながら何も見えない(トホホ)。



ベイクドポテトとコロッケ(本当はカラマリフリッターを頼んだのだけれど)、


そしてシーフードパエリアをオーダー。
パエリアはなぜかおじやの味だった。

食後はclub houseに寄って、明日からのアクティビティの予約を入れた。
ダイビングにピクニック、マッサージなど試したいことは盛りだくさん。

そんなわけで、ハネムーンのはじまりはじまり。


師走の足音。

2007年11月22日 | つれづれ
「2008」という名前の付いたフォルダを沢山作る。

スケジュール帳がいよいよ足りなくなってくる。

予算を消化すると、ホメられる。



迫り来る師走の足音を聞きながら、それでも私はハネムーンに逃亡する。
帰ってきて机がなくっても、もう知らぬ。
出発は、明後日。

木枯らし1号。

2007年11月18日 | 料理


今日、木枯らし1号が吹いたらしい。
どうりで風が強く、冷えたわけだ。

こんな日こそ、シチュー日和。
いや、別にハウスの回し者ではなくて、頂いたばかりのスープ皿を使ってみたかったのだ。
せっかくのキレイな器なのに、盛りつけ段階で絶望的にお皿を汚す私。
写真のために拭いてみた。

見てくれはともかくとして、ぬくぬく、ごちそうさま。




おいしいカマンベール。

2007年11月18日 | こんなもの見つけた



下戸なくせに「酒のアテ」は大好きな私。
あたりめやらナッツやらドライフルーツやらをお茶やコーヒーで頂くのは最高だと思う。
もちろん、チーズも。

そんな私が最近はまっているカマンベールチーズがコチラ。
くせがなく、ほんのり甘く、柔らかい。
金曜日に成城石井で購入し、本日の朝に完食。

なぜに朝からカマンベール?というツッコミはさておき、相当おいしいので是非お試しを。

いいカメラを買う。

2007年11月17日 | こんなもの見つけた



周りに「いいカメラ」を持っている人が沢山いる今日この頃。
おかげさまで、私たちの結婚式はプロの写真を待つまでもなく、ステキな写真を沢山頂いた。
みなさま有り難う。


しかししかし、そんな「いいモノ」を目の当たりにすると、元来カメラ小僧(であったらしい)相棒の血が騒ぎ出してしまった・・・らしい。
「長く使えるし」「新婚旅行も行くし」などと、良く分からない理由をつけて、新宿へ繰り出す。
もちろん、手ぶらで帰るわけもなく、ホクホク顔の相棒の手にはデジタル一眼レフの入った紙袋が握られることとなった。

でも、訳が分からないながらも撮ってみると、写真はどうやらオモシロイ。
被写体だけをクローズアップして、背景はぼやけている・・・みたいな写真をブログに載せてみたいなぁと以前から思っていたけれど、新しいカメラではそれが可能らしい。

という訳で撮ってみたのが冒頭の写真。
次回はもっと上手に撮れますように。

ちなみに、この紅茶パウンドは小田急ハルクの地下で出逢った「欧林洞」というお店のモノ。
こちらもおいしゅうございました。

クリスマスが今年もやって来る。

2007年11月15日 | こんなもの見つけた


今年も点灯、オペラシティのクリスマスツリー。
毎年派手になっていくのは、きっと景気が良いから。
この大きさ(B1~2Fぶち抜き)は例年通り。


オペラシティのクリスマスツリーの点灯式は、11月の第3木曜日と決まっている。
おそらくボジョレー・ヌーヴォーの解禁日と合わせているのだと思う。
そして、点灯式ではワインが振舞われるという仕組みなのだ。
個人的に、コチラはスルー。


キレイだなと感心する気持ちが半分。
ホッキョクグマが絶滅するぞという気持ちが半分。
(ホッキョクグマのCMはコチラ右下、「STOP!温暖化」へ)

今日はクリスマスツリーの代わりに、早く電気を消して、寝ることにしよう。