NPOな人

NPOの現状や日々の雑感などを徒然なるままにお伝えします。

休眠預金はカジノへ!?

2018年08月02日 | NPO

休眠預金活用法は、休眠預金等を民間公益活動(①子ども及び若者の支援、②日常生活等を営む上で困難を有する者の支援、③地域活性化等の支援の3分野に係る活動)の促進に活用することを目的としており、民間公益活動を行う団体(非営利・営利を問わない)に助成・貸付・出資を行うというものです。

 
一方、カジノを含む統合型リゾート(IR)実施法は、地域の創意工夫及び民間の活力を生かした国際競争力の高い魅力ある滞在型観光を実現し、地域経済の振興に寄与するとともに適切な国の監視及び管理の下で運営される健全なカジノ施設の収益が社会に還元されることを基本としているのだそうです。
 
ということは、カジノは地域活性化等の支援という点では公益性が高い事業なのでしょうから、カジノを開設しようとする事業者に休眠預金を貸付けたり、出資したりすることは可能ということになりますね。
 
カジノを開設するような事業者にとっては、ロジックモデルや社会的インパクト評価の作成などお手の物、国の管理下にあるので信用もバッチリ、カジノ開設に要する費用として100億円ぐらい安心して出資したり貸付けたりできますね。
 
約700億円もの巨額な資金をどうやって配分するのかと思っていたけど、これならそれほど難しくはないかも・・・
コメント
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