昨日のNHKで、「原発事故で大きな被害を受けた浜通り地方の復興に向けて政府の研究会が検討してきた、将来構想の最終報告書案の内容が判明し、ロボットの研究開発拠点を整備するなど、市町村の枠を超えた復興計画を作り、国をあげて中長期的に取り組むべきだとしています。」というニュースが流れました。
具体的には、原発の廃炉作業や災害対応に使うロボットの研究開発拠点の整備、エネルギー産業の集積など、6つのプロジェクトを掲げ、双葉郡に新たに医療態勢を整備し交通インフラなどを整えるとしています。
何やら素晴らしい復興計画のようですが、これってどこまで住民の意向を反映したものなのでしょうか。浪江町のNPOが早稲田大学などとまとめた、協働復興まちづくりに向けた具体像と、実現へ向けた協働の仕組みの提案
『浪江宣言 13.03』とは、大きな乖離があるような気がします。
「まずは、元の生活を取り戻したい。それを将来に向けてより良いものにしていく」というのが被災者の本当の願いではないかと思います。