岡山や今治市の山火事はようやく27日の雨によって鎮火をした。その前の大船渡の山林火災も自然の雨量によって 鎮火出来た。
自然の力の大きさを思う。山林火災は毎年起こっているが 世界で大規模に長期的に起こるのは最近のことである。乾燥 小雨 高温
と強風 これらは地球温暖化が大きく影響しているといわれる。山林業が停滞し 下草の処理等山林管理が 行き届いていないのも
原因とされる。
(サピエンス全史 続き)
人類は、地球の快適な環境の下、豊富な資源を利用して、高度文明を育み、繁栄してきました。地球に快適な環境や豊富な資源がある
ことはとてもラッキーなことです。地球以外の太陽系の惑星には、地球にあるような快適な住環境や豊富な資源がありません。それは
陸と海があり、極端に熱くも冷たくもなく、大気中に酸素が沢山あることです。
陸は太陽の光を十分に受けるので、太陽エネルギーを利用して植物が繁茂しています。そして、その植物を食べる動物も繁栄して
います。植物が繁茂すると 空気中の酸素も増えます。海にある多量の海水は、地球の気温を安定させます。他の惑星には陸と海に
あるような大きな高低差がないばかりか海水もありません。適度の気温が安定的に維持されているのは地球だけであり、地球以外の
惑星は、極端に熱いか 極端に冷たいかのどちらかです。 空気中に酸素があるのも地球だけなのです。
地球には有用な資源が沢山あります。動物や植物は、人間の食物や衣服や住居に使われ、石は建材に使われています。土は植物が
育つために必要であるとともに、陶磁器の原料にもなります。鉄は鉄筋コンクリートの素材として、銅はモーターの素材や電線と
して使用されています。石炭や石油や天然ガスやウランは、エネルギー資源として重要です。このような資源も、地球以外の惑星
には ほぼありません。
これらの地球の快適な環境や有用な資源は最初からあったわけではなく 地球が出来てから現在までの、46億年という長い時間を
かけて出来たのです。地球が出来たばかりの頃は、海ばかりで陸はありませんでした。 46億年の歳月をかけて陸は少しずつ増えて
きたのです。天然ガスや石油や石炭は、陸に動物や植物が進出した5億4000万年前から地下に存在し始めました。
地球ができたばかりの頃の空気は二酸化炭素が最も多く、酸素は全くありませんでした。24億年前頃から微生物の光合成により
酸素が増え 時代とともに二酸化炭素が減り、現代の大気レベルにまで上昇してきたのです。 (大気の主成分は窒素78%、酸素
21% 二酸化炭素は0.03%)
( 続く)