柿の葉寿司は母のおハコ

毎年この時期になると騒ぎ出すのが母です

「どこかに柿の葉がないかしら」

何とか手に入れると柿の葉寿司を作ってはわたし達に食べさせてくれました


いつもくださっていた方が亡くなったり　最近はなかなか手に入らないので余計作りたくてしょうがないみたい



先日Ｋクンご両親とお会いした時に岩手での生活の話の中で

大量の干し柿を作る様子を面白おかしく伺いました

徹夜で５００個もの柿を剥くとか　とにかく凄すぎるお二人なのです

ふと思いついて柿の葉が貰えないか聞いてみると即答でＯＫのお答


そして２．３日後に早速娘宅へ封筒に入れた柿の葉を送ってくださいました



娘から柿の葉をもらった母は大喜び


封筒には柿の葉４０枚が綺麗に洗われて入っていました

Ｋクン母らしい几帳面さ





早速柿の葉寿司を作ってわたしたちのもとに届けてくれました

上の娘達にも声をかけて皆で戴きました


一口大の酢飯に鯖や生鮭の切り身を酢でしめたものと針ショウガを乗せて柿の葉で包み

きっちりとお重に詰めて押したものです


葉っぱは食べませんが　柿の葉の風味がとても美味しい

皆の絶賛に母大満足


ところが後から食べたダンナのお寿司には魚がありません

どうやら包み忘れた模様

今までそんなこと一度もなかった…


「あ～外れだぁ～」

皆で笑って済ませたけど

母も年なのかしら


こうやって母のお寿司を食べられるのもあと何年なのかと思ってちょっと切なくなってしまいました



優しいダンナ

母のために庭に柿の木を植えようと園芸店を探し歩いています

いざ探すと柿の苗木　売っていないものですね


桃栗三年柿八年

ま、実を食べる訳じゃないから間に合うでしょう