2月１４日 千代のバレンタイン

バレンタインの今日好きでもない人に
無理にチョコを渡しに行きました。

千代が渡すのだから可愛いチョコがよいと
白くまくんの箱入りを用意しました。



お天気が良かったので外にいる千代を呼びました。

「何ね？」



いぶかしげにデッキからのぞいて、遊んでやろうと
小屋に戻ったり玄関に出てきたり走り回りました。

朝の朝礼で
「今日は寿司屋の旦那にチョコを持って行きますよ。」
言ったじゃない。

やっと玄関に出てきました。



嫌だな～



行きたくないな～



だめよ。朝約束したでしょ！



しぶしぶ店に行きました。

おかみさんが一人でした。

ニコニコして「あら～　千代ちゃん」

「ご主人は？」

「買い出しです。」

良かったねえ千代、心が通じたのでしょうね。

「まあ、間が悪いですねえ、千代は。」

腹と口は別です。

「これ千代からバレンタインのチョコです。」

「ありがとう。千代ちゃん。」

調教士さんが

「千代ちゃんは寿司屋の夫婦を嫌うのですよね。」

おっしゃってましたが、
なぜでしょう？