横田予防医学研究所

現代医学で原因未解明とされている慢性諸病は
今だ本当に解明されていないのか?
その答えを述べたいと思っています。

座して死を待つのか? それとも・・・その23

2008-03-17 20:33:21 | Weblog
 慢性病の病気の罠は、人間の性質の弱みと密接に結びついて形成された、極めて巧妙かつ厄介なものであるということを上述致しました。

 そこで、最近顕著となってきております地球温暖化に伴う気候変動で、世界規模での凶作による絶対的な食糧不足の事態でも到来しない限り、根本的な食生活改革を人々は行えないのではないかと私は考えるのです(食糧危機が起こって穀物収穫量が激減した場合、穀物を動物の餌として回す余裕が無くなります。すなわち、穀物そのものを食べた方が、肉の形にして食べるよりも10倍近くの数の人間を養うことが可能であるのです)。
 人間の多くが、自発的に改革の行動を起こすことを非常に苦手としている傾向があります。
 そこで、人間を取り巻く外側の環境が変われば、その環境の中に生存する人間は、必然的に変化せざるを得なくなります。したがって、世界的規模での食糧危機は食生活改革の極めて良いチャンスになると私は考えているのです。

 しかし、実際そのような穀物の凶作は、その被害の程度を人間が上手くコントロールすることのできるような代物ではありませんので、これはこれでまた別の意味の非常に大きな危機をもたらすと考えられるものであります(昨年から今年に掛けては、オーストラリアの穀物の大幅な不作と、また、石油の代替燃料としての穀物からのエタノール生産が盛んになるなどから穀物相場が高騰し、粉類や植物油が何割か値上げされて、家計に大きな影響を与えております。全地球規模での天候異変による大飢饉の起こる確率は、今後ますます高まると予想されております。そのようなことが起こった際には、食料自給率40%を切る島国の我が国は極めて大きな影響を受けると予測されるのです)。

 なかなか都合よく計算どおりに事が運ばないのは世の常でありますが、このような天災到来以外の、多くの人々を食生活改革へと導く何か良い方法は無いものかと私は思案しております。
 一番良いのは、自らを“霊長類”と呼び、優れた知能を誇る人類が、その誇るに足るだけの知能を発揮して、自らが自らを律することであると私は思っているのですが・・・。
 現在は食生活改革の必要性に関する情報が、人々を“なるほど!”と納得させるに足るだけのものとなっていないことが、その実践を阻む主要因であると確信し、私はこのことに関する情報を発信しているのです。