横田予防医学研究所

現代医学で原因未解明とされている慢性諸病は
今だ本当に解明されていないのか?
その答えを述べたいと思っています。

慢性病の主治医はご自分自身! ⑫

2008-08-15 09:36:02 | Weblog
 なお、病気の種類によっては、その病気を治すためには十分量の薬剤が必要となるケースもあります。
 しかし、医療費が巨大化しすぎているような現状では、政府はどうにか医療費の増加を抑制しようとする政策をとります。
 すなわち、健康保険制度で、或る期間内に一人の患者に使用することのできる薬剤の量に制限を設けるのです。
 ただ、このような制限を制度として設けても、患者の病状は様々ですから、この制限内では治せないというケースも出てくるのです。

 このような場合には、もう少し、あるいは、何倍か薬剤を使えば治せるのに、治せるに足りるだけの薬剤を使えないということが起こりえます(制限を超えて薬剤を使用した場合には、その超えた分は、医師自らが負担せねばならぬことになります。私の父は、治療に際して、このような薬剤の量が健康保険制度に引っ掛かってしまうなどのことを、ただの一度も気にしたことはありませんでした。ただただ、目の前の自分を頼ってきた患者を治すのだということのみを考えて医療を行なっておりました。しかし、“医は仁術”という言葉がほとんど死語になって久しく経ち、今日では、“医は算術”と言われておりますことはご承知の通りです。もう少し医療のサービスを受ける側もそれを提供する側も、色々と根本的に考え方を変える必要があると私は思っているのです)。

 このようなケースもあり得るので、医療費を削減して、このような患者については特別の扱いができる余裕有る医療とするか、あるいは、量が超える部分は受益者負担(ただし、このような処置は緊急的なものも多く、受益者負担となることの確認を、患者本人あるいは近親者にとる事が難しいケースも出現するかと思われます)とする制度とすることが望ましいのではと私は考えるのです。