横田予防医学研究所

現代医学で原因未解明とされている慢性諸病は
今だ本当に解明されていないのか?
その答えを述べたいと思っています。

慢性病の主治医はご自分自身!その162

2009-11-21 17:17:09 | Weblog
 慢性病の根本原因として、酸性腐敗便の産出・吸収及び普通のカゼ罹患に伴って生ずるアレルギーが抜群の二大因子であるということを述べてきております。
 
 ところで、内科の医師に受診しますと、主に行われますことは、診察・検査による病名の特定と、その診断に基づく薬の処方です。
 このような形のものが医療であると大半の人は感じておられることと思います。
 しかし私は、このような形の医療は果たして人々の要望を十分満たしているものなのだろうか?と感じているのです。

 なぜそのように感ずるのかと申しますと、この間に於ける慢性病の罹患者がかなりの勢いで増え続けてきていることです。したがってそれと並行して、医療費は急角度で右肩上がりの増加を続けております。
 費用を掛けたほどにその成果の見返りが十分あったとは私にはとても思えないのです。
 費用対成果というものは、一般の業種であれば、或る行動を行った際のその価値を評価するにあたって、重要な指針とされているわけです。しかし、医療の場合には、非常に複雑な要素が介在するとして、これまではそのような視点での評価が避けられてきておりました。
 ところで、以下に記すような予測が立てられるようになった今日、医療の費用対成果が果たして今まで通りで良いのかをよーく検討してみる必要があると私は考えているのです。

 すなわち、医療費は今年度が多分三十数兆円ほどで、これが僅か十六年余後には、今より倍近く増加するという、驚異的な予測を厚生労働省は発表しております。
 高齢化社会の到来ということがその増加の主要な理由とされておりますが、庶民感覚からすれば、とんでもない大変な話であります。
 天文学的数値とも感ぜられる債務が累積している上に、現在は、この度の世界的な経済恐慌の波をもろに受けて、庶民の懐具合は窮乏に瀕(ひん)している状態にあります。
 お役人が行った、今のままが続いたと想定した上での机上の計算ではこのようになるという予測が、警鐘を鳴らす意味でのものだという風に良い意味に解釈すれば、多少の価値はあるかも知れません。
 ただし、このような恐ろしい予測を立てるだけで、この問題の解決策を必死に検討するなどのことを伴わなければ、人々に将来への不安を与えるだけのものとしかならないと私は考えるのです。