横田予防医学研究所

現代医学で原因未解明とされている慢性諸病は
今だ本当に解明されていないのか?
その答えを述べたいと思っています。

ガンを減らしたアメリカに学べ !

2007-10-16 18:05:38 | Weblog
がん死亡率の低下が加速=米国(時事通信) - goo ニュース

 本日上記のようなニュースが入ってきました。
 
 1977年にアメリカ合衆国議会上院の栄養問題特別委員会(マクガバン委員会)で得られた結論の要約は、“現代病増加の根本原因は、その食生活の誤りにある。したがって、この食生活内容を改善しない限り現代病は治瘉させえない。現代病に対しては、薬(化学薬品)は無力である”というものでした(なお、私どもの研究成果は、この栄養問題特別委員会の出した結論の根幹部分に対する、科学的な裏付けとなる理論的根拠を提供したものでもあると自負しております)。

 アメリカはそれ以前より食生活の改革に取り組んできましたが、1977年以降、同委員会の結論に沿った食生活改革を熱心に行ってきています。
 その成果は着実に実ってきております。
 循環器系疾患(心臓発作及び脳卒中)はかなり順調な減少が統計成績の上にも確認されております。
 ガンにつきましては、循環器系疾患よりもその成果の発現が遅く、1990年代に入ってから明らかに有意な減少が認められるようになってきました。
 そして、上記のニュースで示されましたように、減少の速度が加速されているというのです。

 記事中に“米がん協会のセフリン会長は、「我々はがんとの闘いで形勢を一変させつつある」と語った。”とあります。また、“2002-04年に年平均で2・1%低下していることが分かった。これは1993-2002年間に比べて、ほぼ2倍の速度の低下となっている。”というのです。
 素晴らしい成果を上げつつあると見て良いと思われます。

 なお、循環器系疾患とガン発症に及ぼす食生活の影響は、極めて重なる部分が多いという判断を多くの学者が近年発表しております。私も同様の結論に達しています。
 アメリカで起こった循環器系疾患及びガンの死亡率に於ける統計上の変化は、この判断の妥当性を裏付けています。

 そして私は、この成績をもたらせた根源は、酸性腐敗便(このものにつきましては詳しくは下記の私著『医療革命』をご参照下さい)産出頻度の減少が、食生活改革に伴って生じたことにあると結論しています。

 私は、病気治療の方法を考える時、イソップ寓話の“北風と太陽”という話を思い出すのです。
 化学物質で病気ことに慢性病の治癒を目指すのは、北風方式に例えられます。
 一方、食生活の改革で治癒を目指すのは太陽方式に例えられると思っているのです。
 最終的に、北風と太陽のどちらに軍配が上がったかは、皆さんご承知の通りです。

 慢性病治療に於いては食生活の改革が、これらの病気の根本原因であると私が結論している酸性腐敗便の産出されることを防ぐのに効果があるのです。
 マクロビオティックは日本発祥のものですが、アメリカなど欧米諸国で極めて盛んに行われています。マクロビオティックもこのガン減少の一翼を担っていると私は判断します。
 すなわち、これは予防医学という理想の医学を具現化した方法であると私は確信しております。

■ 私著「医療革命」について
 このブログでも再三採り上げております“酸性腐敗便ほか”の内容をコンパクトにまとめた「医療革命」は一般書店にもネット書店にも置いてありませんが、手元に在庫が二千冊ほどございます。お買い上げいただける方がおられましたら、yokota-labo@u01.gate01.comまでメールをいただければ幸いです。1600円+送料290円で、郵便振替用紙を同封して本をお送りいたします。どうぞよろしくお願い申し上げます。