横田予防医学研究所

現代医学で原因未解明とされている慢性諸病は
今だ本当に解明されていないのか?
その答えを述べたいと思っています。

対健康戦略を持つ国家・人間に変身せよ!(その9)

2007-08-20 09:26:11 | Weblog
 私は、2004年の7月10日に、河口湖の北畔に建つ極めて立派なマクロビオティック宿泊施設である“アルカンシェール(フランス語で“虹”という意味だそうです。冬季は富士山の北麓であるのでかなり寒いと思われますが、周囲の環境は素晴らしい所です)”で行われた、“桜澤如一先生を顕彰する会第二回総会”のゲスト講師として招かれ、お話をさせて頂きました(その際、アルカンシェールで作られた昼食を頂かせてもらいました。なお、アルカンシェールの総料理長は松本光司先生です。その料理の美味しさは、“自然食”というと、あまり“美味しくない”という先入観をほとんどの方が持たれていると思われますが、そのような固定観念を完全に打ち壊すものでした。むしろ、美味しすぎることに、つい食べ過ぎてしまうという問題が生じてしまわないかという危惧さえ私は感じました。会が終わった後は、松本先生に富士急の河口湖駅まで車で送って頂いたのですが、初対面でありましたため、別れ際に「お送りして頂き有難うございました」というありきたりの御礼の言葉を述べただけで、ほとんど何も会話らしい会話をしなかったことを後になってから残念に感じました〔ただ、若い女性の同乗者が松本先生と途中ずっと話をされていたという事情もあったのですが・・〕)。

 そもそもこのような会へのゲスト講師の話が持ち上がりましたのは、私が月間『マクロビオティック』の2004年2月号に掲載して頂きました、“食が人間に牙をむく時”というタイトルの文章が、「みっつめの目」などの著者であられる兎龍都女史の目に止まってお手紙を頂きましたことに発端します。その後兎龍女史とお目に掛かって正式に決まったことなのです。

 当日の出席者は、若い方も少しはおられましたが、桜澤先生と共にインドからフランスなど世界の各地を一緒に、マクロビオティックの思想の伝達に歩かれた方々が中心メンバーで、それらの方々はほぼ80代のお歳でありました(総会の最中に、インドなどを旅した時のお話を僅かに拝聴することができましたが、桜澤先生のお人柄ゆえなのかは私には判りかねますが、かなり破天荒な旅であった様子が伺えました。興味深いお話で、時間が許せばもっと伺いたいと感じました)。

 その総会の際私がお話しました内容は、主には酸性腐敗便に関する研究成果でありました。その話が桜澤先生の思想を科学的に裏付ける研究成果であるというご判断をされたのであろうと私は推察いたしましたが、田中愛子先生にはことのほか喜んで頂きました。
 後日、愛子先生より、桜澤先生の書かれたものを判りやすく岡田定三氏が改めて書き表した『無双原理・易』というご本と共に、丁寧な謝意を表する内容のお手紙をお送り頂きました。

 このご本の内容は、桜澤先生独特の哲学的科学で、食事のことはもちろん、この世の中の様々な事象や宇宙の成り立ちに至るまで、その因果の関係を解きほぐして書き著されたものでありました。
 私はそのご本を拝読させて頂きましたが、私どもの研究成果と比較対照しつつ読んでみますと、非常に賛同できる興味深い箇所が数多くありました。
 このブログでも後日、この『無双原理・易』のご本で私が興味を持った箇所の数々と、その理由や解釈などについて述べる機会を持ちたいと思っております。