横田予防医学研究所

現代医学で原因未解明とされている慢性諸病は
今だ本当に解明されていないのか?
その答えを述べたいと思っています。

対健康戦略を持つ国家・人間に変身せよ!(その10)

2007-08-21 08:37:00 | Weblog
 とくに近年、日本の食文化が世界各地で取り入れられてきています。
 このことは、一つには、日本食が健康にとって良いという評価の定着したことがあると思われます(現在、その事実を一番知らないのは、皮肉なことに当の日本人自身であるかも知れません。しかし、日本の伝統的食文化は最先端の栄養学の見地からも、かなり以前より極めて高く評価されているのです。なぜか日本人自身は、自らの文化を卑下して、価値の低いものと見ている人がかなり多数おられるように私は感じております〔なぜそのように自らを卑下するに至ったかの私なりの考察なども、何れ述べてみたいと思っております〕)。
 そしてもう一つ、日本食の味覚の繊細さ、美味しさに世界の人々が気付いたということがあると思われるのです。

 先ず、米という主食の存在の素晴らしさです。
 この、米という極めて優れた特性を持つ主たる食物の存在があって始めて、副食物とのバランスを絶妙に取ることが可能となるのです(愚かなことに、日本人の米の摂取量は年々減りつつあります。一方、アメリカ人の米の摂取量は年々増加しつつあります。もちろん、米の摂取量だけで健康の度合いのすべてが決まるわけではありませんが、両国民の健康の傾向が、日本は下向き、アメリカは上向きであることを象徴的に表すものでもあると私には感ぜられます)。
 また、醤油・味噌・納豆などの発酵食品の素晴らしさです。
 また、生の魚を食べる料理である寿司の普及で魚の美味しさを世界の人々が知り、鮭や鱒、ニシン、イワシなど、ごく一部の魚を焼く、煮る、炒めるぐらいの料理の味しか知らなかった国々の人が、肉に比べれば遥かに繊細でバラエティーに富むその旨さに気付いてしまったようです。
 その他色々ありますが、思いつき次第追加したいと思っております。