横田予防医学研究所

現代医学で原因未解明とされている慢性諸病は
今だ本当に解明されていないのか?
その答えを述べたいと思っています。

対健康戦略を持つ国家・人間に変身せよ!(その8)

2007-08-19 09:10:59 | Weblog
 私ども父子も日本のマクロビオティック運動の中心的存在である日本CI協会はかなり以前より存じ上げておりました。そして、私の父はCI協会の一部の方々と交流もあったようです。

 だいぶ以前のこととなりましたが、CI協会は極めて厳格な玄米菜食を徹底して行っている組織であると私は聞いておりました。そして、私どもも研究成果として、CI協会で行っているような食事がほぼ理想的であるという結論を得ていたわけです。
 また、私どもの得た研究成果の結論は、マクロビオティックの根幹部分に対する裏付けとなる科学的根拠を提供するものでもあると確信しておりました。
 にもかかわらず、CI協会の人々となぜか余り親密に交流の機会を持つことはありませんでした。

 私の父が、人づきあいが非常に下手な者であったことも大きな一因とは思えますが、私はもっと交流があって然るべきだったのにと、振り返って考えた時にこのことを非常に不思議に感じております。
 もはや今から四十数年前のことになりますが、日本での自然食品販売店の草分けである新橋駅前の“新橋自然食品センター”の発足に、誰かとの縁があったためかその辺の事情は私には判らないのですが、父はこれに参画したのです。もしかすると、そのため、CI協会とは異なる派の者という烙印が私の父に対して勝手に押されたのかも知れません。しかし、私の父は、特定の派閥などということはまったく微塵も考えたことの無い、ただただ一介の研究者でありました。当時は、自然食に対する理解者が極めて少数でありましたので、自然食に対する理解者が少しでも増えることは、僅かにでも前進であると考え、自らの研究成果から見て良いと判断したものを支持しただけであったのです。
 もしくは、私の父は、医学研究者として余り研究成果の内容を発表する場を持つことができませんでしたので、CI協会の人々に、私の父がマクロビオティックの根幹部分に対する裏付けとなる科学的根拠を提供する研究成果を上げている者であることが伝わらなかったのかも知れません。

 なお、現在のマクロビオティックは、かつての厳格なCI協会のそれとはかなり異なるものであるようです。しかし、数多くの人々に先ずはとにかく、その素晴らしさを実体験してもらうことが大切です。そのためには、多少実践しやすくした内容に一部を変えてでも、門戸を広げることも必要なことだと私は感じています。
 読んで字の如くの“粕”を食べる白米食より玄米食の方が良いと判ってはいても、現実に玄米食は、その味覚や食べにくさなどの理由から、三日坊主で終わる例が非常に数多いわけです。
 ならば、三日坊主で終わることなく続けられて、白米食よりは玄米食に少しでも近い方法があれば、例え妥協策といえどもそのような策を広めるべきであると私も思います。