横田予防医学研究所

現代医学で原因未解明とされている慢性諸病は
今だ本当に解明されていないのか?
その答えを述べたいと思っています。

日本再生論(その49)

2011-11-20 21:51:18 | Weblog
 昨今の我が国のニュースを見ておりますと、先行きに不安を感ずる類のものが多く、鬱々とした気持になりがちとなります。
 少子化の問題などはこの我が国を取り巻くこのような鬱々とした状態が密接に関係していると感ぜられるのです。すなわち、若い夫婦が将来を考えた際に、先ず様々な不安が頭に思い浮かんで、安心して子供が産めない(現時点での我が家の経済的状態を考えてのケースも数多いのでしょうが・・・)と感ずる状態にあることが最大の原因であろうと思われます。
 ところで、私自身何度も経験してきていることであるのですが、何かせねばと思った時になかなか最初の一歩が踏み出せず、後へ後へと先延ばしにしてしまいがちであるのです。ところがそのようなケースのほとんどは後悔の結果をもたらしたものでした。
 そして、このようなことは国家の単位でも、類似のケースがままあると感ぜられます。
 財政再建は我が国の抱える主要な課題ですが、いつか景気が良くなってから行おうと根本的解決を先延ばしている状態に現在あります。このケースに於いてもますますまずいことになるのではと強く危惧している方が多いのではと私は想像しています。

 さて、社会保障関係の主要な項目の双壁は年金と医療費です。そして現在、高齢化社会の本番を間もなく迎えますので、この項目のますますの充実が必要とされているにもかかわらず、この二つ共に極めて大きな問題を抱えている状態にあります。
 例えば年金は、これを制度を継続するための苦肉の策として支給開始年齢のさらなる引き上げすらも考えられているようです。
ただ、民主党は次の選挙でこの問題だけで無く当選者数を大きく減らす可能性がありますため、この問題は取り敢えず先延ばしにされそうです。
 なお、日本人の寿命は現在世界第一位ということですし、厚生労働省は相変わらず、日本人の寿命は伸びのスピードが今後鈍化するものの、さらになお伸び続けると予測しているようです。したがって、政府が予想した以上に国民一人当たりの年金を受け取る期間が延びているので、このままでは年金制度が破綻してしまうと、年金給付開始年齢を遅らせることをせねばということが考えられるのでしょう。
 だが、あと10年余ほどすると日本人の寿命の伸びは止まり、その後徐々に短命化してゆく時代を迎えることになる(超高齢者が減ることはもちろん、ことに中年層の死亡率の高まるということを私は強く危惧しています)と、私は私どもの研究成果の観点から予測しています(ただしこれは、生活環境ことに食生活の改革が大幅に行われること無く、ほぼ今のままに近い形で時が経過し、もちろん私どもの研究成果を採り入れることも行われ無いとした場合の下での私の予測です〔私の寿命短縮が起こるという予測の根拠としては、我が国きっての長寿県として知られていた沖縄県の男性の近年の急速度の短命化や、我が国の長寿地域として知られている各地に於いて近年起こった寿命変化の動向を挙げる事ができます〕)。(続く)