横田予防医学研究所

現代医学で原因未解明とされている慢性諸病は
今だ本当に解明されていないのか?
その答えを述べたいと思っています。

日本再生論(その50)

2011-11-21 21:55:43 | Weblog
 医療費は今でも右肩上がりの増加を続けている唯一の特殊な項目で、高齢化社会の到来ということで、今後も今まで通りあるいはそれ以上に当然増加すると予測されています。
 だが、健康保険組合の大半は赤字となっていて、頻繁に保険料の増額変更が行われています。そして、国民健康保険などでは、地方自治体によっては税金からの補てんがなされており、その総額は一兆円ほどとなっています。
 この医療費がこの先15年余でほぼ倍増すると予測されており、また、年金は、団塊の世代への給付が開始されればかなりの程度給付総額が増えることとなります。
 天文学的金額と感ぜられるまでに貯まりに溜まって膨れ上がった債務の利子を払うだけで年間20余兆円の国債の発行が行われていますが、今後間もなくこの国債を乱発して負債を増やす方法は止めざるを得なくなります。
 そうしますと採り得る方策は極めて限られてきます。

 消費税の税率引き上げは当然行われることになるでしょうが、GDP(国民総生産)の数値が急速に下がってきていますので、野田総理があと数年以内に5%消費税を上げると言っていますが、例えそれがなされても10兆円ほどの穴埋めにしかなりません。
 国債を発行すること無く消費税率の引き上げだけで歳入と歳出のバランスがとれた予算を組むためには、恐らく40%ほどの税率とする必要があるでしょう。
 しかし、40%もの消費税率とした場合には、国民の大半は生活を維持することが極めて困難になると推測されます。したがって、歳出をできる限り削減する以外他に方法はないのです。

 医療費の増加を抑制乃至ストップ、さらには削減することなど、現時点ではほとんどの人々が“不可能”だと思い込まれています。
 しかし、現在の医療は、大半の病気の原因が明らかとされていない状態の下で行われているものであるのです。
 病気を治すのにその病気の原因がハッキリ判らないのでは、当然治癒率は低くなり、なかなか治癒できぬ病気の治療は、後から続々出てくる患者が累積して増えて行くこととなりますので、治療経費も膨れ上がることとなります。
 現在日本は、統計成績の上で数値的には世界一の長寿国でありますが、その内容は、寿命の最後半の約10年間は、医師への受診や入退院を繰り返すなど、非健康状態で過ごす者が相当数存在すると言われています。
 健康が維持されて過ごすことこそ、生きていることの価値が高くあると誰もが思われていることでしょう。
 病気の原因と発症のメカニズムが明らかとされてこそ、その予防が可能となり、治療も成果が遥かに上がるようになります。
 医療費も介護費も、大半の病気の原因解明いかんによって大きく影響を受けるものであることは間違いありません。
 
 現在は与野党入り混じっての国会議員による事業仕分けが行われております。もちろんそれらのことを行うことも当然必要です(先ずは国会が、議員定数を大幅に削減して範を示すくらいのことを行う必要があると思います)が、慢性病の根本原因を解明した私どもの研究成果を活用できるようになれば、医療費は単一の項目としてダントツに削減できるものであると私は確信しています(少なくも医療界が抱える様々な矛盾の解消を成し得る機会を提供することになるでしょうし、人生の限りある期間の中で、健康を維持することのできる時間をかなり大幅に増やすことができるようになるでしょう。また、病気という苦痛の期間を短縮化し人々に幸福をもたらすことができると私は確信しています)。
 今のままでは我が国の医療制度崩壊は必至と考えて間違いないと思います。もはや既に崩壊しているとも言える状態にあるのですから、その状態をうまく脱却するには、数多くの病気の原因と発症のメカニズムが明らかとなる以外に方法は無いと私は考えるのです。

 債務の問題に限らず、今もってなお“親方日の丸”的な考えがなされていて、日本国は大丈夫と、何の根拠も無く妙な自信を持たれている方が多数派であるようです。
 それでも心の奥底では、“危ない”という感覚を持つ人が多くおられるから少子化の問題などが起こっているわけでしょう。
 医療に関してその経済的な破綻が強く危惧され、その都度保険料が上げられて一時しのぎしてきています。このようなことの繰り返しにも、罹患率や治癒率の劇的向上などが近々起こらなければ、大半の人々にとっての限界というものが当然あります。
 このままでその限界を迎えた時、現在より遥かに多数の苦痛や不幸が生まれることになるのは必至です。

 多くの病気の原因の解明されていないとされていることが、人々に大きな不幸をもたらす元凶であることが判っている中で、慢性病の原因を解明できたと言明し続けてきている者の研究成果について、その真偽や価値を評価・検討する目を向けて頂いても良いのではと私は考えております。


追記:一昨日(日曜日)のNHK総合テレビ、夜9:00~9:49の“アレルギーを治せ”という特別番組は非常に面白い内容でした。アトピー性皮膚炎、花粉症、食物アレルギーに関する医療がかなりの進歩を遂げてきていることを知ることができました。
アレルギー性疾患としてはカゼが代表的なものであります。カゼは単一の病気では無く、“カゼ症候群”と呼ばれていますが、現代医学ではもっぱらウイルスの感染・増殖が原因と考えられています。ところが、ウイルスが原因であったのではカゼ高熱罹患時に体に生ずる変化(重い傷害など後遺症)を説明できないのです。
カゼの罹患に伴って生ずるアレルギーことに自己免疫の原因と発症のメカニズムとを私どもは明らかとする研究成果を得ています。この非ウイルス性のカゼの害は、私のブログのメイン・テーマである慢性病の根本原因・酸性腐敗便の問題と匹敵するほど大きなものであると私どもは結論しているのです。