横田予防医学研究所

現代医学で原因未解明とされている慢性諸病は
今だ本当に解明されていないのか?
その答えを述べたいと思っています。

ニュース(その1)続き

2007-08-02 09:49:09 | Weblog
 ”下痢症状が好転しないため、29日、同病院でリンゲル液の投与を受けた”・・・このことは、酸性腐敗便がお腹にある最中に点滴で輸液の治療を受けたということになります。

 この場合、どういうことが起こりうるかと言いますと、酸性腐敗便中に産生される腐敗産物が腸壁から吸収されることとなります。
 この腐敗産物は強力な血管収縮・痙攣及び組織傷害作用を持っています。そこで、強力な血管収縮が起こっている最中に輸液をすることは、循環する血液量を増やすことになります。
 このことは、血管が強力に収縮・痙攣して血流抵抗が増加して、急性に心臓が衰弱しつつある中で、さらに心臓の拍動に対する負荷を急激に増加させることを意味します。
 輸液を行うスピードが速ければ、余計心臓を急速度で衰弱させることとなるのです。

 担当した医師は、なぜこの際リンゲル液を点滴しようと思ったのか? その判断の根拠が私には判りません。
 毒性の強い腐敗産物が腸壁から血液中へと吸収されて、その毒を希釈するために唾液・涙液などの水分が血液中に吸収されることが起こりますので、この患者が強く目や喉の渇きなどを訴えたので水分の補給をしなければと短絡的に考えたのか??? 何れにせよ疑問だらけです。
 また、血圧値のチェックをこの処置に当たって十分したのかも疑問です。かなりの高血圧状態にあったのが(あるいは、点滴を開始する前からすでに低血圧状態となっていたかも知れません)、点滴を始めてから急激に超低血圧状態になったなどの変化を見逃したのでは無かろうかと推察されます。

“点滴を受けた後、呼吸障害を起こして死亡した”のは何故かなどについて、もっとさらに詳しくこのような症状の変化の起こるメカニズムをご説明できるのですが、一度に余り話を複雑にするとご理解が容易でなくなりますので、ここではこの程度で止めておきます。

 私どもは、心臓発作及び脳卒中発作は酸性腐敗便の産出・吸収が根本原因で起こることであるという結論に達しています。そして、これらの発作の治療処置として点滴で輸液することは極めて危険なことであるのです。
 すなわち、この韓国公使は、酸性腐敗便の産出・吸収がこの死を招いた根本原因で、さらに加えて、受けた治療が治療とは正反対の方向のものであったために急死されたのだと私には判断することができたのです。
 酸性腐敗便についての知識が普及していれば、このような誤った対処による死は起こらなくて済んだはずであると、私は非常に残念に感じました。
 52歳という若さで、しかも外交官であれば体力も並以上の方であったことでしょう。そのような方でもこのようなことが原因で急死することが起こりうるのです。

 なお、このニュースを聞いて、“この韓国公使は運が悪かったネェ”とだけ感ぜられた方には、日本の医療機関でもこのケースと類似の治療処置による死が時たま起こっていますので、まったく他人事のできごとではないことをお伝えしておきたいと思います。すなわち、次には貴方や貴方の近親者が同類の処置による犠牲者とならない補償は何も無いのです。
 酸性腐敗便というものの存在と、酸性腐敗便の内容とが医学界全体に広く知れ渡らない限り、このケースばかりで無く犠牲者は莫大な数続出し続けるのだということを私はお伝えしておきたいと思います。