横田予防医学研究所

現代医学で原因未解明とされている慢性諸病は
今だ本当に解明されていないのか?
その答えを述べたいと思っています。

香取章子女史への手紙①

2007-10-12 08:21:45 | Weblog
 突然お便り差し上げますことの非礼をお許し下さい。
 私は、貴著『突然死!(河出書房新社刊)』を興味深く拝読させて頂きました横田貴史と申す者です。
 重篤な心筋梗塞発作を発症されたにも関わらず、迅速かつ適切な治療により救命されましたこと、何よりのこととお喜び申し上げます。
 貴方のご著書は、ご自身の体験談、各種書籍や医療従事者たちの言葉などを極めて判り易い簡潔な文章にまとめられていて、非常にスムースに読ませて頂くことができました。
 ところで、この度私が貴方にお便り申し上げますのは、心筋梗塞の原因に関する件です。

 貴方のご著書の中では、ストレスというものを極めて重要な因子として採り上げられておられます。また、コレステロール、動脈硬化、高脂血症などなど、この病気に関わる諸因子にも当然触れておられます。
 貴方は、「貴方の梗塞発作の発症に際してのリスクファクターが見当たらない」という言葉を、○林という医師から聞かれたことを書かれておられます。
 あわや死に掛けるほどの思いをした激痛発作の原因が、原因が判らないで済まされてしまっては、また、どんなきっかけで再発作するか、それをどうしたら防げるのか、心配で堪らないという気持ちとなりましょう。

 そこで貴方なりにその答えを探されて、心当たりの原因と言えば“発作発症前の仕事での心身の疲労”しか思い付くことができなかったので、“ストレス”にたどり着かれたのであろうと私は推測致します。
 ただ私は、この答えを得られても、貴方の心の中ではご納得の行かない部分がかなりおありになるであろうと推察するのです。