横田予防医学研究所

現代医学で原因未解明とされている慢性諸病は
今だ本当に解明されていないのか?
その答えを述べたいと思っています。

ロシアン・ルーレットゲームにおびえる人々③

2007-10-11 08:57:51 | Weblog
 去年の秋、私は新宿の紀伊国屋書店で、『突然死(副題: 私は急性心筋梗塞から生還した: 河出書房新社刊)』というタイトルの本を書棚に見つけ、これを購入致しました。
 著者は香取章子さんという女性で、出版社勤務を経てフリーランス・ライターとして活躍され、『シンラ』、『ブルータス』、『アエラ』などの雑誌の編集・執筆にもたずさわった方ご自身の心筋梗塞発作体験記です。

 この本を読みながら、さすが文章作りのプロの書かれた本だけあって、私もこのような文章が書ければ、数多くの人々に研究成果の内容をもっとより判りやすく的確に伝えられるものをとうらやましく感じもしたのです。
 彼女自らの心筋梗塞発作発症時の様子の描写は、刻々と症状の変化する様が目の前に思い浮かび、また、その時々の精神状態の変化まで手に取るように判るようでした。
 同様の体験を持つ人々は、“そうそう、そうだった”あるいは、“ここは、自分の場合は違った”と、相槌を打ちながら読める内容の本であろうと感じました。

 ただ、同様の病気の場合、現在はそのほとんどが外科的対処で命拾いをされています。
 したがって、自分の生命を救ってくれた外科治療処置礼賛の本に、この香取女史の場合もなっておりました。

 確かに、外科的処置であれ、病気で助かった人がおられることは非常に結構なことであると私も思います。
 しかし、もう一段階手前で発作の対処が可能となれば、遥かに助かる人の数は多くなり、また、“死ぬかもしれない”というほどの強烈な恐怖感を覚えることも無く、更には、経済的負担も非常に軽くて済ましうるのです。

 私は、香取女史は、心筋梗塞発作に関連する極めて多量の参考文献欄の資料も目を通されていると感ぜられました。そこで、『医療革命』の本をお読み頂けば、私どもの研究成果をご理解頂けると思って、以下のような手紙をお送りしてみました。