横田予防医学研究所

現代医学で原因未解明とされている慢性諸病は
今だ本当に解明されていないのか?
その答えを述べたいと思っています。

メタボ対策は、医療によるより社会・生活改革で

2007-10-18 13:40:07 | Weblog
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20071017-00000003-jct-soci

 昨日上記のようなニュースが入りました。

 メタボ検診なるものは何のために行うのでしょうか?
 “診察料だけで年間5兆円の医療費が「純増になる」という試算も出た”・・・医師に対する救済制度なのでしょうか?
 しかし、こんなことにこれだけお金を使ってしまっては、もっと肝心な部分に支障が出てくることが私は極めて心配です。
 医療費が払えずに、健康保険証を採り上げられる人が相当数出てきているのに、こんなことで医療費増加をしていて果たして良いのでしょうか?
 まともな病気の治療がなかなか芳しい成果が上げられないでいるのに、「メタボ健診」をさらに行うことは本末転倒であると私は思います。

 メタボと呼ばれるようになる原因は食べすぎと運動不足です。原因は明らかなのです。
 ただ、なぜメタボとなるまで放っていたのかということは、我々の社会が抱える問題がその基盤にあるわけです。
 運動不足は本人の自覚・克己心・努力の欠如の結果であり、また、食生活も同様であることは誰もがもちろん承知の上のことです。
 それが、運動不足とならざるを得ないような仕事の環境。また、ストレスの憂さを晴らすための暴飲暴食。以上のような事項の改革を図らないとなかなか解決できない問題です。

 内臓脂肪はCTスキャンの診断画像でハッキリと確認できます。
 このCTスキャンの装置が日本には全世界の半分の15,000台もあるのだそうです。
 この数字を知って私は驚きました。数が多すぎます。恐らく購入に際しては政府からの助成金も出ているのではと思われます。
 病気のデータが簡単に取れることは結構です。しかし、このことで、もっと肝心な部分に回るべきお金が削られるなど、医療全体の形がいびつなものとなります。
 
 メタボそのものは病気とは言えません。しかし、色々な病気の予備軍であるのは確かです。
 それを改革するためには、それを放置した場合のリスクや、その発生の原因とメカニズムなどの正しい情報を提供し、シッカリとした自覚の下に個々人の努力で行うことが重要だと私は考えます。
 私は、慢性諸病の原因を解明した私どもの研究成果は、その実行に際してお役に立ちうるものだと確信しております。