すなわち、上記しました大工さんの場合の腎臓傷害は、普通のカゼ罹患に伴って生ずる自己免疫を引き起こすアレルギーが原因でありました(現代医学に於いても、カゼの高熱罹患に際して、高度の腎臓障害の起こるということは周知の事実であるのです。ただ、その際の発症に至る詳細なメカニズムなど、私どもの普通のカゼの研究成果のレベルまでは、今日に至っても医学界は解明できずにおります)。
アレルギーとは抗原抗体反応と呼ばれるものであって、体内に侵入した抗原という異物(敵)をやっつけるために抗体と呼ばれるものを産生する防御システムを私どもの体は元来有しております。自己免疫は、その抗原が外来の微生物などの異物では無く、元来は自らの体の一部であったもの(ただし、自己の体の一部そのものに対しては免疫を生ずることはありません。したがって、何らかの原因で細胞が壊される際に僅かにその構造が変化することが起きて、体にとって異物と認識されるものとなると考えられます)で起こるのです。
この抗原が外来の異物であれ、元来自らの体の組織の一部であっても、抗体が抗原をやっつける際の武器が活性酸素であるのです。
皆さんは“活性酸素が万病の元”という言葉を耳にされたことがおありになるかも知れません。
この言葉は、必ずしも正解とは言えませんが、さりとて、あながち嘘では無いと私も考えております。
なお私は、このような言葉を言い出したのがどなたであるのかを生憎存知上げてはおりません。そしてこの“活性酸素が万病の元”という言葉は、我々の体の中でエネルギーを産生する際に、必ず活性酸素が生み出されるのですが、この活性酸素が漏れ出て、各種の傷害を生じさせ、その累積的な結果として病気が起こるという意味でもっぱら述べられているようです。
私は、そのようなことも病気発症を招く一つの因子であるとは思いますが、体内で生ずる活性酸素の害の抜群の最大のものは、普通のカゼ罹患に伴って生ずる自己免疫を生ずるアレルギーによる傷害であるという結論に達しております。
アレルギーとは抗原抗体反応と呼ばれるものであって、体内に侵入した抗原という異物(敵)をやっつけるために抗体と呼ばれるものを産生する防御システムを私どもの体は元来有しております。自己免疫は、その抗原が外来の微生物などの異物では無く、元来は自らの体の一部であったもの(ただし、自己の体の一部そのものに対しては免疫を生ずることはありません。したがって、何らかの原因で細胞が壊される際に僅かにその構造が変化することが起きて、体にとって異物と認識されるものとなると考えられます)で起こるのです。
この抗原が外来の異物であれ、元来自らの体の組織の一部であっても、抗体が抗原をやっつける際の武器が活性酸素であるのです。
皆さんは“活性酸素が万病の元”という言葉を耳にされたことがおありになるかも知れません。
この言葉は、必ずしも正解とは言えませんが、さりとて、あながち嘘では無いと私も考えております。
なお私は、このような言葉を言い出したのがどなたであるのかを生憎存知上げてはおりません。そしてこの“活性酸素が万病の元”という言葉は、我々の体の中でエネルギーを産生する際に、必ず活性酸素が生み出されるのですが、この活性酸素が漏れ出て、各種の傷害を生じさせ、その累積的な結果として病気が起こるという意味でもっぱら述べられているようです。
私は、そのようなことも病気発症を招く一つの因子であるとは思いますが、体内で生ずる活性酸素の害の抜群の最大のものは、普通のカゼ罹患に伴って生ずる自己免疫を生ずるアレルギーによる傷害であるという結論に達しております。