横田予防医学研究所

現代医学で原因未解明とされている慢性諸病は
今だ本当に解明されていないのか?
その答えを述べたいと思っています。

透析に関するご質問に対してのお答え②

2009-06-07 11:17:24 | Weblog
 透析に至る腎臓病を生ずる原因としては、大きくは2つあると私は考えております。
 一つは、“普通のカゼ(このものに関して詳しくは私著書『医療革命』をご参照下さい)”の罹患に伴って生ずる、自己免疫のアレルギー性傷害によるものです。以前は、人工透析患者の過半がこのタイプによるものであったと私は判断しております。
 もう一つは、糖尿病の合併症としての腎臓病が重篤化して人工透析を必要とするに至るもので、このタイプのものが近年激増してきております。

 この両者はその発症の様相に極めて大きな差異があります。
 すなわち、前者は“急性”に起こるのに対して、後者は“慢性”的な経過をたどって発症するに至るのです。
 過去にこのブログで、私が高校2年生の時に“普通のカゼ”の高熱罹患して、僧帽弁膜症を患った際のことについて記したことがあります。
 この際には、僅か数時間の40度近い発熱に際して、心臓からの血液拍出に際して、血液が逆流するのを阻止する弁膜がアレルギー性の高度な傷害を受け、不完全にしか閉まらぬようになったのです。そしてその後何年もにわたり、僧帽弁膜症で非常に苦しむことを私は経験することとなりました。
 私が、最初“ココログ”時代の旧ブログで採り上げました、週3回も通院していた透析を行わずに済むまでに完治した大工さんの方の腎臓病の発症原因は、カゼ(普通のカゼ)の高熱罹患によるものでした。
 したがって、発症は極めて急性であったわけです。